中国で蔓延しているアフリカ豚コレラに対する日本の防疫は万全か。

中国でアフリカ豚コレラが猛威を振るっている。8月に感染が確認されて以降、被害は20を超える省市に広がり、約60万頭が殺処分された。人には感染しないとされるが、中国は世界最大の豚肉の生産・消費国だけに懸念が広がっている。
 アフリカ豚コレラは豚やイノシシに感染する伝染病。直接の接触やダニを介してうつり、発熱などを引き起こす。有効なワクチンはなく、致死率が高い。岐阜県で9月に確認された豚コレラとは別のウイルスで、日本での感染例はない。

 中国農業農村省によると、8月に遼寧省で初めて感染を確認。政府は殺処分や輸送制限の対策をとったが、感染は雲南省や北京市など各地に広がった。広東省広州市の養豚場でも25日までに感染が確認され、約6千頭の豚が殺処分された。
 農業農村省は豚を長距離輸送する業者の衣服や車にウイルスが付着するなどして拡散したと分析。零細な養豚業者は衛生管理が不十分な上、発症までの潜伏期間が長く、拡大防止は「極めて困難」という。さらに業者が感染地域から不法に豚肉を持ち出すなどの問題が頻発。当局は取り締まりや業者への指導を強化し、封じ込めに躍起になっている。
 中国は豚肉の生産量が年約5340万トン(2017年)に上り、世界のほぼ半分を占める。消費量も世界最大で、自国産の豚肉だけではまかなえず一部を輸入に頼っている。さらに今年は米国との貿易摩擦に伴う報復措置として、7月に米国産豚肉に25%の関税を追加。米国産の輸入が減った分は自国産の増産で補う目算だったが、豚コレラの発生で狂いが生じている。被害拡大による供給不足を懸念する声も高まっている>(以上「西日本新聞」より引用)


 年間生産量の1.1%ほどの殺処分で中国が豚肉不足に陥ると騒がれている。中共政府は豚コレラの蔓延に手を焼いているようだ。
 日本では考えられないことだが、中国では豚コレラで死んだ豚肉が秘かに流通しているといわれている。豚コレラで死んだ豚の肉を食べて人に豚コレラが感染すると危惧するのではなく、豚コレラで死んだ豚肉を他の地域へ移動させる際に豚コレラウィルスも一緒に拡散する危険性が高いことを危惧する。

 日本政府は中国から輸入している「豚肉を使用する食品」の防疫体制を強化すべきだ。豚コレラで死んだ豚肉が流通していると見て、日本政府は万全の対策を取るべきだ。
 中国で蔓延している豚コレラはアフリカ豚コレラで、日本では感染例がないというが、だからこそ万全を期すべきだ。蔓延してから防疫対策を講じても遅い。

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