米軍横田基地に降り立つトランプ氏とペンス氏の無礼を叱る。

ペンス米副大統領は12日午後、特別機で米軍横田基地に到着した。13日まで滞在し、同日午前に安倍晋三首相と官邸で会談する。今後の北朝鮮政策の方針をすり合わせるほか、首相はペンス氏に日本人拉致問題への協力を改めて求める。東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議とアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に先立ち、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米が緊密に連携する方針を確認する。
 副大統領としてペンス氏が来日するのは昨年4月、今年2月に続き3回目。
 首相とペンス氏の会談では対中政策も議題になる見通しだ。ペンス氏は10月、対中政策に関する演説で中国外交を猛批判した。一方、首相は同月、7年ぶりに訪中し、中国の習近平国家主席との会談で「競争から協調へ」など新たな3原則を確認するなど日中関係は改善している。
 ただ、南シナ海の軍事拠点化や知的財産権の侵害、人権問題など中国への懸念は日米で共有しており、日米同盟強化の必要性で一致するもようだ。経済分野では来年1月中旬にも協議を開始する米国との物品貿易協定(TAG)や第三国でのインフラ協力について意見を交わす見通しだ>(以上「産経新聞」より引用)


 上記記事は何でもないように日本のマスメディアは扱っているが、米国大統領で最初に日本を訪れたのは1974年のフォード氏だった。フォード氏以前はニクソン氏もケネディ氏もジョンソン氏も訪れてはいない。その後、歴代大統領は日本を訪れているが、トランプ氏以前は羽田空港に降り立っている。
 しかしトランプ氏は米軍横田基地に降り立ち、その副大統領のペンス氏まで米軍横田基地に降り立った。日本訪問に当たり、米国大統領が米軍横田基地に降り立つとは、いかに配慮を欠いた主権国家たる日本に対する侮辱的な行為だろうか。

 日米安保条約で日本は米軍に基地を提供している。しかし日本は米国の属国ではない。対等な独立国家なら、米国の大統領は羽田空港に降り立つべきだ。米軍に基地を提供しているが、そこは「治外法権」ではないはずだ。
 万が一にも日米地位協定で「米国の主権は日本国内の基地に及ぶ」というのなら、これほど日本の主権を踏み躙るものはない。日本の防衛のために米軍は国内の基地に駐留しているのであって、基地を米国に「割譲」したわけではない。

 なぜ日本のマスメディアはトランプ大統領やペンス副大統領が米軍横田基地に降り立ったことを一切問題にしないのだろうか。かつてマッカーサーGHQ連合国軍最高司令官として立川基地に降り立ったのは「占領軍司令官」として理解できる。当時の日本は連合軍の占領下にあったからだ。
 しかし今は違う。独立して半世紀以上経つ国家として、日本への配慮を欠くトランプ氏の行動に対して日本政府と日本マスメディアは公然と抗議すべきだ。一切抗議しない安倍自公政権は完全にイカレている。その総理大臣の口から「日本を取り戻す」と言われるとは呆れ返る。彼こそ日本を米国に売り渡す張本人ではないか。

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