IR法に基づく施設は必ず第二のグリーピア化する。

 IR法でカジノ付きホテル付イベントホールが各地に造られるという。いずれにせよ、基本は巨大ホテルに過ぎない。
 カジノを併設し、イベントホールでミュージカルなどを開演しようと、所詮は大型リソート・ホテルでしかない。かつて似たような施設が厚生年金基金や郵貯・簡保で全国各地に建てられた。それらは政治案件ともいわれ、マーケット調査などもしないで有力国会議員の地元に陸続と建てられ、毎年大赤字を垂れ流して、建設費の1%程度の売却価格でも買い手がつかず、不良資産として解体された記憶はまだあるだろうか。

 日本人の国民性として、バニー・ガールのサービスを受けながら博奕をすることになるのだろうか。一瞬の勝負でチップをゴッソリと失う感覚は勤勉を旨とする日本人に受け入れられないのではないだろうか。
 歴史的に博奕はご法度とされて来た国だ。博奕打ちは「人でなし」と呼ばれていた。それが安倍自公政権下で「経済成長の目玉」に呼称が変わった。日本は博奕場で経済成長するそうだ。なんとも見すぼらしい国に成り果てたものだ。

 人が働いている時間に博奕場に出入りする文化は日本にない。欧米人は奴隷に仕事をさせて、自分たちは「主人」として暇をいかにして優雅に過ごすかに腐心した歴史がある。奴隷文化の有無は根本的に異なる。
 IR法は失敗したグリーンピアを更に大型化して博奕場を併設した大型施設の建設を目論むものだ。博奕で儲けるのは「胴元」と昔から相場が決まっている。一握りのお客が「勝ち」その他大勢はスッテンテンになって足取り重く帰途に就く、それが博奕だ。

 そうした博奕を安倍自公政権は「公認」した。なんとも愚かな政権だ。

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