レジ袋追放は現代の「魔女狩り」だ。

<原田義昭環境相は4日、報道各社のインタビューで、海洋汚染が深刻なプラスチックごみの削減のため、小売店などで配布されるレジ袋の「有料化を義務づけるべきではないか」と述べ、実現に向けて検討する考えを示した。関連する業界団体に協力を呼びかける姿勢も示した。

 国内のレジ袋消費量は年間約300億枚とされる。小売業者は容器包装リサイクル法に基づき、有料配布などを通じて消費抑制の努力をするよう求められているが義務ではない。地域ごとにスーパー各社が足並みをそろえて有料化している例がある一方、コンビニやドラッグストアには客離れを懸念する声もあり、業態によって温度差がある。

 原田環境相はプラごみ対策について「消費者の問題もあり、皆さんの意見を聞かなければならない」としながらも「環境政策と経済政策は対立するものではない」と話した。

 プラごみの海洋汚染問題を巡り、環境省は来年6月に大阪で開催する主要20カ国・地域(G20)首脳会議に向けて「プラスチック資源循環戦略」の策定作業中。今年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)で署名を見送った「海洋プラスチック憲章」を上回る削減やリサイクルの数値目標を盛り込む方針だ>(以上「毎日新聞」より引用)


 レジ袋悪玉論が未だに横行しているようだ。レジ袋は海洋汚染の原因でケシカランが、海洋を汚染しているプラスティックゴミを分析すると、最も多いのは煙草のフィルターだったと判明している。
 無料で客にレジ袋を無料で配布すればスーパーの費用となり、経営をそれなりに圧迫するからスーパー業界は大歓迎だろう。しかし、そもそもレジ袋が「必要」とされたのは万引き対策だっさたことを忘れてはいないだろうか。

 レジ袋を「有料化」して無料レジ袋を追放すれば、海洋汚染がどれくらい無くなるのだろうか。そうした「プラスティックゴミ」の分析結果を原田環境相は承知しているのだろうか。
 廃プラのリサイクルはバージン・ぷら製造よりも資源を消費する、というのは常識だ。何でもリサイクルすれば「環境にやさしい」と考えるのは愚の骨頂だ。ゴミ焼却場でも生ゴミだけでは熱量が足らなくて重油を噴霧するか、その代わりに分別した廃プラを一緒に燃やすかしている。

 生ゴミを燃やすために重油を消費するのはそれこそ省資源に反するから、廃プラを一緒に燃やす方が良い。一時マスメディアも一緒になって「ダイオキシン」排出の現況として各家庭の燃焼炉を追放に専念したが、それにより各家庭から出るゴミの量が増え、分別の手間をかけることが「分別すれば資源」との名文句で国民は踊らされている。
 役所からも学校からも焼却炉が消えて、シュレッダーが各家庭にまで入り込み、解体業者は「野焼き」を禁じられ、柱から釘まで抜かなければならない手間暇を強いられている。一部の者たちの「ダイオキシン」猛毒説に踊らされたマスメディアが世間の慣習を変え、高費用負担社会に変えた。儲かるのはゴミに寄生する業者たちと再生を謳い文句にする補助金業者たちだ。

 現代のレジ袋狩りという「魔女狩り」をマスメディアは日本で徹底して行った。その世界版が「省資源」を謳い文句にする各種団体だ。大して根拠もないダイオキシンで健康被害の恐怖を国民に与えて、易々と各家庭から焼却炉を撤去させるのに成功した。
 その手口で、Jアラートをかき鳴らして「国難」演出を行った。マンマと国民は騙されて安倍自公政権は「国難」選挙で大勝した。

 まさしくマスメディアにより「国難」演出選挙だった。そのわずか半年後には南北朝鮮の首脳が板門店で会談した。マスメディアが半年後の朝鮮半島情勢すら読めないボンクラ揃いだという証明がそこにある。
 そして今はボンクラ大臣がレジ袋追放を画策している。原油を常圧蒸留装置を用いて各種製品に分離する限り、レジ袋の原料のポリエチレンも生成されるが、ポリエチレンはレジ袋以外の他の用途にはあまり向かない。

 原油の有効利用として最たるものを追放して、他の製品の原料にもなる高分子原料を用いて、レジ袋製造の二倍のエネルギーを掛けて製造したビニール袋をゴミ袋とする愚かしさをなぜ「強制」するのだろうか。
 現代の魔女狩りに過ぎないレジ袋追放に反対の意を表明する。

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