安田氏は虜囚として三年間を過ごしたのか。

<「問題になっているのは、安田氏自身が捕虜生活を『地獄だった』と語っているにもかかわらず、あまりに血色の良い、「傷一つないキレイな顔」で朝日新聞の取材に登場していたことです。朝日の映像を見る限り、顔色はいいし、傷一つない。ニュース記者たちの間でも、ヒゲだけボーボーに伸ばしているのは、無理に”ヤツレ”を演出してるのではと囁かれていました。虐待や暴行があれば、手錠傷や圧迫痕なども気になるはずのに、ふつうに半袖で登場したのもツッコミポイントになってます」(週刊誌記者)
「頭を洗ってはいけないというルールが設定され、服も洗えない。指を動かして関節が鳴ってもダメ。歯磨きもダメ。頭も体も洗っていないから、かゆくてかくと音が鳴る。鼻息も、指が鳴っても、寝ている間に体が動いてもダメ」(2018年10月26日 朝日新聞)と語った安田氏。
 これにはSNSでも「3年も拘束され暴行を受けまともな食事も与えられてないはずなのに傷もなく色艶の良いお顔でテレビに出ちゃったな」「殴られれば鼻の骨などすぐ折れるし、傷が残る。キレイな顔だな」「肌荒れすらないってどんなVIPホテルに滞在してたの?」などと疑問の声が続出した。
 中国人漫画家で保守論客の孫向文氏も、健康そうに見える安田氏の写真に「『長期間(数ヶ月間?)に歯磨き禁止』だったと告白しましたが、以前NHKの健康ヲタ番組『ガッテン!』では、一週間くらい歯磨きしないと歯が黄色になって、口内細菌は体内に侵入し、病気になる恐れもあると伝えてました。安田純平氏の歯は真っ白のようです。」とSNSで疑問を呈している。
 かつて、摂津有岡城で荒木村重に拿捕された黒田官兵衛は、1年間の幽閉生活で髪はボサボサに伸び、全身に皮膚病を患い、膝を悪くして、歩行もままならない状態になっていた。そこまで劣悪な状況でなくとも、現代の我々もわずか数週間の入院生活で歩行障害が出たり、背骨が湾曲したりするものだ。1.5m四方の部屋で、体を伸ばすことも許されなかった安田氏は、驚くべき肉体の強靭さをお持ちのようである>(以上「nifty news」より引用)

 飛行機で帰国した安田氏は長期間過酷な監禁生活をして来た人物とは思えない「快活さ」すら感じられる足取だった。拷問を受けたなら鼻は潰れ、顔に傷の一つや二つは残っているはずだ。
 しかし安田氏にそうした拷問の翳りが表彰に微塵もなかった。大マスメディアは総じて安田氏擁護の論調だが、どうも胡散臭くてかなわない。

 安田氏が供述したような監禁生活を三年間も続けていれば、足腰が弱ってマトモに立てないはずだ。歩行リハビリを二、三ヶ月行ってやっと介助なしに自立歩行できるのが普通だ。スタコラサッサと歩く安田氏を見ると違和感しか残らない。
 さらに、拷問や監禁生活が三年間も続くと、人は意識障害を起こす。もちろん言語にも障害が及ぶ場合もある。心因的なストレスから解放されても、普通の生活に順応するのに一月ほどはかかるものだ。しかしテレビに登場した安田氏にそうした心因的な障害も見られなかった。

 ニフティ・ニュースでは数々のマスメディアが安田氏の虜囚生活に「疑惑」を提起していることを紹介している。私も強い違和感を覚える。
 それは安田氏が無事で元気なのを喜んでいない、というのではない。安田氏が無事で日本の土を踏めたことを喜ぶ者の一人だが、それとは別に安田氏が日本国民に掛けた心配と迷惑に値する「ジャーナリスト魂」で紛争地へ乗り込んだのか疑わしいという、極めて客観的な懐疑だ。

 安田氏は警察の取り調べを受けているという。当然といえば当然だ。なぜ中東旅行して来た者のように血色も良く虐待の痕跡もなく元気なのか、ということだ。安田氏はすべてを明らかにする必要がある。
 本当の武装戦線は安田氏を狭い小屋に閉じ込めて虐待したのか。それとも「銭になる人質」として厚遇されて三年間を伸び伸びと過ごしていただけなのか。それはやがて明らかになるだろう。

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