渋谷スクランブル交差点に集う、若者たちのカラス化。

 渋谷のセンター街のスクランプ交差点がカラスの群れに占拠されたかのようだ。「トリック・オア・トリート(Trick or treat. 「お菓子をくれないと悪戯するよ」)と家々の戸口に声をかけて子供たちが廻るのが本来のありようだが、渋谷に現れるカラスたちは子供たちのように行儀が良くない。
 あたり構わずゴミを投げ散らし、酒を飲んで奇声を発し、時には取っ組み合いの喧嘩を始め、通りかかった軽トラをひっくり返して暴れる。タチの悪いカラスたちだ。いやカラスにたとえればカラスが「俺たちはもっと上品だ」と機嫌を悪くするかも知れない。

 宗派も民族も問わず外国の行事でも何でも見様見真似で騒ぐのが若者たちの習性のようだ。控え目で大人しく、秩序正しく清潔好きな日本人、という評価をすべて返上する若者たちの出現に驚く。
 しかしハメを外して騒ぐのも程々にしないと、すべての所業は監視カメラに収められている。今では殆どの監視カメラの映像もハイビジョンになり、街行く人たちの一人一人の特定もさほど困難ではない。後日、器物破損で出頭命令が出る可能性もある。

 渋谷スクランブル交差点の騒動を真似て、地方都市でも騒ぐ若者がいるようだ。都市のカラスが地方へも伝染したのか、と暗澹たる思いになる。
 一国家の総理大臣が国会で堂々と嘘を吐き、国会議員が泥酔して議員宿舎の廊下を裸で歩く日本だ、若者も箍が外れてカラス化するのも止むを得ないのかと思う。最低限のモラルを国民に求めるなら、政治家諸氏が最低限の選良としての振舞いをすべきだろう。「嘘つきはドロボーの始まり」という日本の格言を政治家諸氏にまずは送るべきだろうか。

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