北朝鮮の非核化を叫ぶなら、まず魁より始めよ。

トランプ米大統領は25日午前(日本時間同日深夜)、同日から始まった国連総会の一般討論で演説した。トランプ氏は北朝鮮の核問題について、北朝鮮が完全非核化に踏み切るまで国連安全保障理事会決議に基づく対北朝鮮制裁圧力は「引き続き維持される」と強調した。
 トランプ氏は演説で、6月の史上初の米朝首脳会談での非核化合意を通じ「平和が推進された」と指摘。昨年の演説では北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を「ちびのロケットマン」と呼んで挑発したが、今回は「(非核化に向けた)措置に踏み切った金氏の勇気に感謝する」と称賛した。
 トランプ氏はまた、安保理決議を受けた対北国際圧力に加わった加盟各国に対し、「協力に感謝する」とし、安倍晋三首相、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、中国の習近平国家主席に「特に謝意を表したい」と語った。
 トランプ氏はさらに、国連加盟各国が自国の主権を保護する「自国第一主義」の追求が各国の繁栄につながるとする持論を展開し、「グローバリズム」の理念を否定。米国の対外援助について、米国と同盟諸国を尊重する国々に対してのみ供与すると表明した>(以上「産経新聞」より引用)

 トランプ氏は国連総会で演説して「北朝鮮」の完全非核化を世界へ訴えた。しかし、それは米国の都合でしかない。世界は世界の核保有国のすべてに「非核化」を求める。
 自分の核は問題でなく、北朝鮮の核は問題だ、というトランプ氏の判断基準では核兵器保有国の資格でもあるのだろうか。あるとしたら、核兵器を保有しても良い国と、保有してはならない国との「資格」について説明して頂きたい。

 世界は地球を何百回も破滅させるだけの核にまみれている。「戦勝国クラブ」各国を主体とする「核クラブ国」により、何千発もの核爆弾を競うように保有している。
 それらを使用すれば相手国のみならず、地球上のすべての生命が滅ぶという悪魔の兵器を保有して誇っている、という有様は滑稽を通り越してゾッとする「狂気」すら感じさせる。世界はまさに「狂気の世紀」にある。

 北朝鮮の核も勿論許されるものではないが、そのほかのすべての核兵器も許されるものではない。米国やロシアなどは宗派こそ異なるが同じキリスト教徒として、キリスト様は全地球を破滅させる核兵器を保有しなさい、と教え諭したのだろうか。
 マホメット様もパキスタンやイラクの指導者に「人類を破滅させるに十分な兵器を保有して脅し合え」と教え諭したのだろうか。現代各国の政府指導者や政治家たちこそキリスト教やイスラム教を騙る似非・教徒ではないだろうか。

 すべての国の核兵器廃絶をトランプ氏は国連総会で演説し、米国が率先して核兵器を廃絶する、と宣言すべきではないだろうか。

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