玉城氏の必勝に全力を尽くそう。

30日に投開票される沖縄県知事選について、朝日新聞社は沖縄タイムス、琉球朝日放送(QAB)と共同で22、23の両日、電話調査をし、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。前衆院議員の玉城デニー氏(58)がリードし、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)が激しく追っている。他の2人は厳しい戦い>(以上「朝日新聞」より引用)


 沖縄知事選が大接戦を展開しているという。「オール沖縄」が支持する玉城氏と「オール与党」が支持する佐喜真氏両知事候補のことだ。
 いわば「沖縄」対「政府」の決戦といっても良い。佐喜真陣営は「対決から対話へ」と気色悪い言葉で誤魔化しているが、政府ゴリ推し権勢を推進する鎧が衣の下から見えている。

 日本復帰後の沖縄は「沖縄」対「政府」の戦いの歴史だった。事実上、米国の占領下にある日本政府は軍事統帥権を米軍に奪われたまま、米軍のやりたい放題の横暴に蹂躙されてきた。
 決して沖縄だけのことではない。首都圏も米軍基地が複数展開して、いつでも瞬時に日本統治機構が米軍によって制圧される状況にある。世界の先進国でこうした状況にあるのは日本だけだ。

 この歪な独立国家の実態を日本政府は百も承知だ。米軍は日本の防衛のために日本の各地に米軍を駐留させているのではない。もちろん米国の安全保障のために、日本に米軍を駐留させている。
 米国の安全保障にとって、沖縄は決して外せない米国の前線基地だ。日本の防衛のためには決して物の役には立たない海兵隊(敵前上陸部隊)を普天間基地と岩国基地に配備している。断っておくが、海兵隊はあくまでも敵前上陸部隊だ。米国内でも時代遅れの海兵隊を陸、海、空のいずれかに吸収合併させて解体しようと議論の的になっている。だから普天間の海兵隊の移転先を「国外移転」と日本政府が強硬に申し入れれば、米国はサッサとグアム辺りへ撤退させるはずだ。

 鳩山氏が「最低でも県外」と叫んだ当時、米軍内でも真剣にグアム移転が検討されたという。そこで慌てたのが外務省と防衛庁で、ヒラリー・クリントン国務大臣が激怒して駐米日本大使館に深夜にもかかわらず電話して呼びつけた、という茶番劇を捏造して、日本の腰抜けマスメディアに報道させた。
 その詳細な経緯はウィキリークスで暴露されている。普天間基地は日本の外務省と防衛省によって作られた移転先だ。米国の海兵隊が撤退した後は自衛隊が「空母」着艦訓練を行うことを予定して、空母の飛行甲板を模した「V字型滑走路」を建設することになっているという。

 日本政府は日本の支配者米国におもねるために自衛隊を差し出し、米軍と一体化するために空母まで保有する計画だ。その布石が辺野古基地だ。
 だから「オール沖縄」は決して「オール与党」に負けてはならない。米国の支配から脱却する道程の一里塚とするためにも、玉城氏に勝ってもらわなければならない。

 日本国民が誇りを取り戻すためにも、米国支配から「祖国日本」を取り戻すためにも、決して負けてはならない。「対決から対話へ」という気色悪い言葉に誤魔化されてはならない。
 与党・安倍自公政権は「TPP絶対反対」といって批准へ向かって必死ではないか。「原発廃止」といっていて、選挙で圧勝すれば次々と原発を再稼働しているではないか。

 日本を取り戻す、と言いつつ、日本を米国の属国化させているではないか。アベノミクスといいつつ、儲けたのは企業だけで労働者や国民は貧困化している。消費税を増税して法人減税し、年金を減額しているではないか。
 安倍氏は大嘘つきだ。プーチン氏は個人的な友人だ、と言って大衆の面前で大恥をかかされたではないか。トランプ氏も友人だ、と言っていたが、ゴルフを断られ日本の貿易黒字でグチグチ言われているではないか。これほど無知・蒙昧にして厚顔無恥な政治家を私は知らない。その「オール与党」が支持する佐喜真氏など信用するに値しないのは明らかではないか。

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