ロシアと中国の関係を見逃すな。

トランプ米政権は20日、中国人民解放軍の兵器や装備品を管理する部門とその責任者に制裁を科すと発表した。米国の対ロシア制裁に違反して2017~18年、ロシア国営武器輸出企業「ロスオボロンエクスポルト」と取引し、戦闘機10機と最新鋭の地対空ミサイルS400関連部品を購入したことが理由という。
     制裁は、米金融機関との取引や米国人とのビジネスを禁じる内容。北大西洋条約機構(NATO)加盟国で米国と同盟関係にあるトルコもS400の輸入を計画しており、米国は計画撤回を迫っている。米政府高官は記者団に「今回の制裁はS400の購入を考える他国へのメッセージにもなる」と述べた。
     また、米国務省は対ロシア制裁リストにロシアの軍や情報機関に関係する33の個人・団体を新たに加えた>(以上「毎日新聞」より引用)

     米国が中国人民解放軍の兵器や装備品を管理する部門とその責任者に科す制裁とは米国にある彼らの銀行口座や資産の凍結などだ。実際に中国の幹部連中は習近平氏も含めて米国の銀行口座に一般常識ではとても考えられない膨大な金額を預金している。
     トランプ氏が人民解放軍幹部たちに「制裁」を科したということは彼らも米国の銀行に巨額の預金をしていたことになる。つまり中国の共産党幹部から軍幹部に到るまで中共政府支配の中国を信頼していない。実に奇妙なことだが、それが中国という国家の実態だ。

     ロシアの戦闘機を購入したのは中国がロシア製戦闘機をコピーして造った戦闘機が出力不足でフル装備ではジャンプ式空母から飛び立てないからだ。空母は建造したものの艦載機がなければ無駄に大きな海に浮かぶ「箱」に過ぎない。
     中国製の艦載機ではミサイルなどの装備をすべて外し、燃料もタンクの半分ほどにすればやっと発艦出来る、という代物でしかない。それでは戦闘機を作戦に投入できないどころか、邪魔でしかない。戦争に遊覧するだけの戦闘機は必要ないからだ。

     ロシアが戦闘機や地対空ミサイルS400を中国に売却したことは米軍への危険性が増すことに他ならない。またロシアに対する西側諸国が科している経済制裁破りでもある。安倍氏も北方四島の共同開発などで経済援助を行えばトランプ氏に睨まれかねない。西側諸国の一員を任じているのなら、西側諸国と歩調を合わせてはどうだろうか。大嘘だった親しい友「ウラジミール・シンゾウ」関係をいつまで引き摺って国民を騙すつもりだろうか。ロシアも中国と同様に日本の「敵国」であることを忘れてはならない。

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