バカもここに極まる。
<共産党の小池晃書記局長は3日の記者会見で、安倍晋三首相が自衛隊高級幹部会同で「全ての自衛隊員が強い誇りをもって任務を全うできる環境を整える」と訓示したことに関し「憲法9条に自衛隊を明記する自らの主張を述べた。憲法尊重擁護義務を土足で踏みにじる暴言だ」と批判した。
立憲民主党の枝野幸男代表は同日の会見で「自衛隊員が誇りを持てるように環境を整えるのは全く同感だ。ことさら憲法につなげる方が不自然だ」と語った>(以上「Livedooe NEWS」より引用)
自衛隊幹部を集めた会合で安倍氏が憲法改正に踏み込んだ発言をしたようだ。馬鹿もここに極まる。憲法は第99条で天皇や国務大臣から公務員などの憲法順守義務を定めている。当たり前のことだが、憲法は国民の人権と自由を守り、権力者を縛るための最高法規だ。
そうした法体系が安倍氏の頭脳に常識として備わってない、というのは立憲主義を否定し「解釈改憲」を平気で行った時点で非常識で馬鹿な男だと解っていた。しかし自衛隊幹部を目の前にして「全ての自衛隊員が強い誇りをもって任務を全うできる環境を整える」と訓示するとは仰天動地だ。こんな男を日本の総理大臣にしてはならない。
一国会議員としてなら憲法議論をするのも自由だ。国会に憲法改正の発議する権利も有している。これまでも憲法改正を総裁と総理との立場を巧みに使い分けて言及してきたが、まさか自衛隊幹部の前で訓示したのは自民党総裁としてだ、といい逃れるつもりではないだろう。
総理大臣として公式な場で憲法改正に言及し、それも自衛隊幹部を目の前にして「全ての自衛隊員が強い誇りをもって任務を全うできる環境を整える」と述べたとしたら憲法違反もいいとこだ。即座に総理大臣を辞し、バッジも外して中学の社会科で憲法を学び直すことだ。