大嘘つき安倍氏に何を信頼し期待するというのか。
<首相は総裁選で、憲法9条第1項(戦争放棄)と第2項(戦力不保持)を維持しつつ自衛隊の存在を明記する改憲案を訴え、党員に支持を広げたい考えだ。これに対し、総裁選で一騎打ちとなることが想定される石破茂元幹事長(61)は9条第2項を削除したうえで、自衛隊を「戦力」と位置付ける改憲案を持論としている。首相は「政治は結果であり、どのように幅広い同意を得て憲法改正を実現するか」と述べ、石破氏をけん制した。
また、昨年の衆院選で党の公約に掲げた幼児教育や高等教育の無償化について「(人づくりは)国家百年の計。憲法の中にしっかりと書き込んでいくべきだ」と述べた。
一方、石破氏は12日夜、党憲法改正案の国会提出について「党議決定も何もしていない。もう一回きちんと議論をすることが必要だ」と述べ、さらなる党内議論が必要だとの考えを示した。東京都内で記者団の質問に答えた。
党憲法改正推進本部は3月、9条第1、2項を維持しつつ自衛隊の存在を明記するなど4項目の改憲案を策定したが、党内の意思決定機関である総務会の了承は得ていない。石破氏は首相が主導する自衛隊明記について「(自衛隊の権限など)『何にも変わらないんだ』という改正をすべきだとは思わない」と慎重な姿勢を示し、「党議決定のプロセスは最低限必要だ」とくぎを刺した>(以上「毎日新聞」より引用)
婚姻継続のまま離婚しないで他の異性と昵懇になるのを「不倫」という。「不倫」とは「人の道(倫)に悖る」ということだ。離婚して、他の異性と昵懇になるのなら別に問題ない。
安倍氏は憲法改正しないで「解釈改憲」を閣議決定して「戦争法」を制定した。そして憲法改正を実施して、自衛隊を憲法に明記する、という。ただし第九条二項(戦力の「不保持」)に関しては残すという。何のことだか意味不明だが、現状は何も変わらない、と安倍氏は説明する。
安倍氏の言葉を一体どれほどの国民が信用するだろうか。「TPP絶対反対」といって選挙に勝って政権に就くやTPP参加を決めた。「モリ カケ」に安倍氏が関わっていると国民の大半は思っているが、国会では「一切関わっていない」とシラを切り通す。
北朝鮮のミサイルが明日にも日本に撃ち込まれる、と国民を脅してJアラートまで鳴らして大騒ぎして「国難選挙」と銘打って選挙に大勝するや米国から押し売りのポンコツ兵器を爆買いして、米国はさっさと北朝鮮とシンガポールで首脳会談をして握手した。安倍氏は完全に蚊帳の外で、リボ払いの兵器代金の捻出に防衛費が過去最大になること請け合いだという。
外交の安倍とか称して就任以来目の仇のように暇さえあれば政府専用機に乗って世界を漫遊し、肝心の拉致被害者救出のために金正恩氏とは対談どころか対話のチャンネルさえ構築できていない。
もちろんアホノミクスは完全に失敗で、経済は未だにデフレから脱出できていないばかりか、唯一安倍政権で機能していた「異次元金融緩和」も日銀の出口戦略なき日銀総裁の「先行き不透明アナウンス」は世界から完全に無視されるに到っている。
もちろん日銀の2年以内2%物価上昇は延期に次ぐ延期で、未だに達成されないで、ついには目標数字を提示することをやめてしまった。それもそうだろう、来年消費増税10%を実施すれば総需要不足が強まってデフレ下の底が割れて、さらに日本のGDPは縮小して国民が貧困化するのは目に見えている。
自民党員たちは嘘つき安倍自公政権に何を期待するのだろうか。自由貿易WTO体制を破壊する米国の身勝手な高関税策に対してウンともスンとも抗議しない安倍自公政権が、自由貿易協議で日米FTAかTPPかで日米政府が綱引きをしている、という愚にもつかない「交渉ごっこ」を演じている。
現行の日本国憲法で、北朝鮮がグアムにミサイルを発射するなら集団的自衛権で自衛隊のイージス艦を太平洋へ派遣してグアム防衛にあたる、と小野寺防衛相は明言した。つまり米朝の戦争に日本が参加する、と明言した。しかもそうした必要性からイージス艦を8隻に増やすという。それも日本の防衛費で、だ。
もちろんイージスアショアも日本の防衛費で配置する、という。韓国のTHAADは米国の予算で配備されるというのにも拘らず、だ。イージスアショアはいうまでもなく、中国やロシアの大陸間弾道弾の迎撃用だ。それは日本の防衛というよりも米国の本土防衛のための兵器だ。そのことを防衛省は日本国民に一切説明していない。日本のミサイル防衛のためならTHAADの方が有効だ。ただしミサイル迎撃の命中率はいずれも100%ではない。
ともかく、安倍自公政権は嘘まみれだ。嘘や誤魔化しでない政策は何もないといっても過言ではない。そもそも安倍自公政権は日本国民を欺いている。日本をグローバル化して、日本の文化慣習のみならず、言語までグローバル化しようと躍起になっている。このまま行けば、やがて日本もフィリピン並みに公用語が英語になりかねない。
中高生の会話を聞いていて語彙の貧困さに腰を抜かすほどだ。「ら抜き言葉」は日常茶飯事で、「マジ ヤバイ」しか言葉を知らないかのようだ。「美しい日本」というなら言語習得期間の成長期にこそ日本語教育を徹底すべきだ。ヘタな英会話を試みるよりも、自動翻訳機ポケトークに任せれば良い。
野党の諸君はこの夏休みに「野党連合」の宿題を果たさなければならない。「政党ごっこ」で遊んでいる暇はない。日本の対立軸は「保守」対「革新」でもなければ「右翼」対「左翼」でもない。日本の政治の大きな対立軸は「グローバル化」対「国民第一」だ。
これまで二度も自民党政権を倒した小沢一郎氏の許に結集して「国民の生活が第一」の政治を実現するために力を合わせるべきだ。そのためにこの夏に勉強して、トンチンカンな発言をしない立派な野党に成長しなければならない。そして信を失った安倍氏に代わって、小沢氏の許に国民の信を勝ち得るべく自己研鑽に励もうではないか。