サッカー・フィーバーで馬鹿げた記者会見を隠蔽するマスメディアも加計孝太郎氏と同罪だ。
<尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)が、学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長が19日に行った会見について、「完全にバカにしてる」と厳しく批判した。
尾木氏は同日、「加計学園もいい加減で『笑い者』大学なのかしら?」のタイトルでブログを更新。加計理事長が、獣医学部新設をめぐり15年2月25日の安倍晋三首相との面会が「愛媛県文書」に記載されたのは、虚偽の発言をした事務局長の判断だったとの認識を繰り返すなどしたことに「はっきり言ってとても恥ずかしくなりました! これが大学の記者会見??って激しく動揺しました!」と不信感をあらわにし、「これで説明責任果たしたとでも考えているのでしょうか?」と疑問を呈した。
さらに翌20日のブログでは、問題が発覚して以来、沈黙してきた加計理事長が急きょ、大阪の地震やサッカーワールドカップ等に世間の関心が集まっている最中に会見を行ったことに「ワンチャンスだとばかりに[幕引き]会見に打って出た」と疑いの目を向け、「国語の教師として、言葉と表情をよく見聞きすると 完全にバカにしてる 記者たちを見下している ってとても残念!! 教育機関の大学がやってはいけない会見です」と批判した>(以上「日刊スポーツ」より)
さらに翌20日のブログでは、問題が発覚して以来、沈黙してきた加計理事長が急きょ、大阪の地震やサッカーワールドカップ等に世間の関心が集まっている最中に会見を行ったことに「ワンチャンスだとばかりに[幕引き]会見に打って出た」と疑いの目を向け、「国語の教師として、言葉と表情をよく見聞きすると 完全にバカにしてる 記者たちを見下している ってとても残念!! 教育機関の大学がやってはいけない会見です」と批判した>(以上「日刊スポーツ」より)
見事に加計孝太郎氏の読み通りになった。サッカー・ワールドカップの一次リーグの一勝にマスメディアは欣喜雀躍で、「モリ カケ」騒動はフッ飛んだようだ。
いかに日本国民の民度が低いか。いつから日本国民はサッカーに熱狂するようになったのだろうか。しかも予選リーグを突破したわけでなく、初戦を勝っただけの話だ。
それにしても加計孝太郎氏は三年前のことだから「安倍氏と会ったか記憶も記録もない」と国会で何度も繰り返されたフレーズを見事に再生してみせた。そして次の文句もビデオテープの再生を見ているようだった。「獣医学部新設で安倍氏と会ったことはありません」との記憶だけは確かだというのだから驚く。
その記憶だけが鮮明だというのは特殊記憶の研究に値するのではないだろうか。安倍氏に報告も指示も受けていないという記憶だけが鮮明な柳瀬氏と酷似しているのも研究に値するのではないだろうか。安倍氏周辺にそうした記憶の偏りの人物が集まるのは安倍氏に特殊な磁場のような記憶を操る未知の物質が放出されているからなのかも知れない。
加計学園の獣医学部新設を「前に進めるため」に事務長が愛媛県の担当者にそうした嘘を吐いたのかもしれない、と加計孝太郎氏は述べた。嘘により獣医学部新設が前に進んだ、という認識があるのなら、開学部したとはいえ、もう一度開学部前の状態に戻して獣医学部新設の申請段階からやり直すべきではないか。
森友学園は補助金需給に関して不正があったということで、籠池夫妻は半年以上も拘留された。加計孝太郎氏も事務長ともども半年以上も拘留されて然るべきだ。そして森友学園小学校の校舎が完成していても開学に到らなかったのだから、加計学園も開学部を取り消すべきだ。
巨悪を眠らせてはならない。既成事実さえ積み重ねれば悪事が通る、というのでは加計学園に教育機関としての資格はない。国政調査権を発揮して、国会は疑惑解明に積極的に乗り出すべきだ。おざなりの記者会見で加計孝太郎氏の説明責任を果たしたことにしてはならない。