日本に「国民の生活が第一」の政治を取り戻そう。


支持率30.3%に。第2次安倍政権発足の5年で最低の支持率だと>(以上「twitter」より引用)

 ついに安倍政権の支持率が危険水域とされる30%に貼りついた。これ以上下がると政権は持たない。
 不支持は既に53%と国民の過半数が「ノー」を安倍政権に突き付けている。やっと国民世論調査が私の感性に追いついて来たような気がするが、それでも支持が30%もいることは不満だ。

 安倍自公政権の罪悪を上げればキリがない。二次政権発足当初のアベノミクスという出鱈目経済政策は評価に値しないし、彼が「経済特区」で地方から日本を元気にする、と自己宣伝していた政策も、結局は安倍友へのご褒美・優遇、官邸密室政治でしかなかった。
 その代表格がカケ疑惑だ。常識時に考えれば四国の獣医師が不足しているのなら「中・四国ブロック」の獣医師養成大学たる山大と鳥取大の獣医師定員を十名前後増員すれば済む話だ。

 しかし安倍氏は官邸密室政治を全開して国家戦略特区という実態不明な名称を振り回して、民間の友達委員を「審議員」と称して国会審議よりも上位に置いて、次々と官邸発の政策を実施した。
 そこにあるのは官僚たちが長年築いてきた政策調和の破壊であり、安倍氏の個人的な思惑でしかない。本来なら国家の根幹にかかわる政策に対して、人事権を握られた官僚たちは唯々諾々と従うしかなかったようだ。

 そして安倍自公政権の暴挙は「解釈改憲」だ。政権に箍を嵌めて国民を権力の暴走から守るための憲法を勝手に変えてしまう暴挙に、日本のマスメディアの多くは無批判だった。
 晩飯のご相伴に与かることがジャーナリストの名誉とは世も末だ。全国紙の幹部やキー局の幹部たちが時の権力者・安倍氏と会食するとは驚くべきだ。こうしたバカなマスメディア幹部たちによって、日本のマスメディアは腐り切ってしまい、立憲主義が何たるかを国民に報せられなかった。

 北朝鮮の脅威を煽り続けて選挙に「国難」と掲げた安倍政権が圧勝したのもマスメディアの幇間報道が功を奏したというべきだろう。マスメディアの罪は大きい。
 なぜ国家の基本原則を蔑ろにする政権が六年も政権の座にあり続けられたのか。なぜエンゲル係数が上がったことからも明らかなように国民を貧困化へと導き、格差拡大させた安倍自公政権が六年間も国民の支持を得ていたのか。

 国民もいい加減目を覚まそう。安倍自公政権は決して「保守政権」ではない。ましてや戦前へ回帰させる右翼政権でもない。
 安倍自公政権の正体はグローバリズムにより国民に回帰させるべき国の富をゴッソリと米国の1%(ハゲ鷹投機家)へ進呈しようとする亡国政権だ。そのための下拵えとして軽基準を改悪し、主要穀物種子法を廃止し、そして混合医療にアリの一穴を開けた。

 こうした安倍自公政権の目論見の全体像を国民に報せるマスメディアが根本的に不足している。かろうじて私たちのようなネット論客が細々と批判を行っているだけだ。しかしネットにも馬鹿なネトウヨが湧いてきて、国民を惑わす論理を展開して私たちを邪魔している。
 だが私たちは負けずに「国民の生活が第一」の政治が日本に取り戻されるまで頑張り続けるしかない。


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