賞味期限切れとしてポイ捨てされた小池氏。誰にか、もちろん安倍自公政権にだ。

 あれほど絶大な人気を博した小池都知事の風がパッタリと止んだ。その原因をマスメディアは「排除発言」に求めているようだが、政党として理念の異なるものを排除するのは至極当たり前の話しだ。
 むしろマスメディアは自分たちが即席の「風」を吹かせて、恰も巨大野党政党ができるかのような幻影を国民に刷り込み、それにアタフタとした「自分ファ」の国会議員や候補者たちが駆け込んで、小沢氏たちが営々と努力してきた野党連合が潰れるのを冷ややかに見守っていた、というのが先の総選挙告示日前後一月の流れだろう。

 小池氏に吹く風が本物になったら安倍自民党が大敗しかねないから、適切な時期に「逆風」を吹かせて風頼みで上昇した凧政党を失速させただけだ。実績も実態も何もない、つい先日まで自民党員だった小池氏が口先で「希望」と叫んだだけの政党が一日にして瓦解するのは自然の理だ。
 小池氏を逆上せさせた元凶は安倍自公政権御用マスメディアだ。つまり日本の主要全国紙がテレビを総動員して全国民に印象操作しただけだ。都知事としても捗捗しい実績もない、政界渡り鳥で要領よく立ち回って来ただけの政治家に政党の首領が務まるわけがない。

 かくして、野党連合潰しに功を奏した「希望の党」は賞味期限切れとしてポイ捨てされた。ついでに小池都知事・本人もマスメディアによってポイ捨てされる運命にあることを小池氏本人はご存知だろうか。
 その証拠に都議会公明党が希望の党との連立解消をしたではないか。小池氏は都議会運営で窮地に立たされることになる。そうした修羅場に小池氏は立ち向かう気力と胆力と、何よりも叡智と政治理念があるだろうか。安倍氏の政治手法を見るまでもなく、口先三寸の政治は口舌を拡大してくれるマスメディアの協力があってこそ可能だ。

 かくなる上は公明党に一矢報いてはどうだろうか。創価学会の宗教法人の認可権は東京都が握っている。認可を取り消すぞ、と脅せば良い。あるいは宗教法人としていかがなものかと仲間に提起させて、公聴会を開くとして都の会議室に創価学会の実質会長の池田氏を召喚する、と脅せば良い。それだけで都議会公明党は震え上がる。都議会だけではない、国政政党・公明党も慌てふためく。小池氏が安倍自公政権に一矢報いる手はこれしかない、と思うが。


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