希望の党の実態はポンコツの寄せ集め。

東京都の小池百合子知事が25日、新党「希望の党」結成と代表就任を表明した記者会見の主なやりとりは次の通り。

                  

 「この度、希望の党を立ち上げたい。これまで(衆院議員の)若狭勝さん、細野豪志さんが議論してこられたが、リセットして私自身が立ち上げる。都政により磨きをかけていく、さらにスピード感を確保していくためには、国政に何らかの関与が必要。国政でしっかりと代弁する勢力を確保していくことが東京都にとってもプラスではないかと考えた」

 --リセットというのはどう解釈すればいいのか

 「私がしっかりと旗を掲げるということで、(新党が)明確になるのではないか。(肩書は)代表だ」

 --直接自分でやるとなった一番の理由は

 「日本の状況を見ていて、以前から改革のスピードがあまりにも遅いということと、やはり衆院解散・総選挙が目の前に迫っているという時間的な話もある。私自身が立場を明確にすることによって、勢いをつけていきたい」

 --公認候補者の擁立規模は

 「私は今回、大義なき解散・総選挙と申し上げている。候補者がいなければ投票する選択肢がないので、これまでさまざまな接点のあった全くの新人の方々、それから改革の志を持った経験のある方々に各地で出馬していただく。オールジャパンで取り組む」

 --他党との連携は

 「新しい旗を掲げたことでどのような変化が起きてくるのか、民進党の前原誠司代表とは日本新党以来の付き合いで、しっかりとコミュニケーションも取れると思う。でも、改革ということ、保守ということ、そして柱になる政策に同意できるかどうかが必要になる」>(以上「産経新聞」より引用)


 小池新党「希望の党」の旗印は「改革」だという。安倍氏も「構造改革」を竹中氏たちと友達優待政治として行っている。小池氏の「改革」とは「小池ファースト」を実現するための「改革」なのだろうか。

 安倍氏は他にも「改革」を存分に行っている。「農協改革」「働き方改革」そして遂には「人づくり革命」だという。その実態はグローバル化のために日本の緒国内制度を米国流に改めることでしかない。


 小池氏の「改革」をスピードアップする、とはいかなることなのだろうか。豊洲市場への移転はむしろスピードダウンされたが、小池氏が問題とした「安心」を担保する具体的な方法は地下空間を土で埋めることだという。

 土で埋めなくても地下からガスが出て来ないように密閉する方法はいくらでもある。もっとも簡便な方法で土で埋めて「安心」は確保された、ということにするというのなら、大騒ぎした土壌汚染から噴出する有毒ガスを排除する、と息巻いていた当初の目論見は何処へ行ったのだろうか。


 公党の代表が都知事に務まるほど片手間仕事で出来るとは思えないし、都知事という仕事も党代表を兼務しても遂行できるほど「隠居仕事」とも思えない。しかし小池氏は都知事でありながら「希望の党」の代表にも就任するという。

 どこまでのぼせ上がった御仁だろうか。彼女は前任都知事が週の半分も登庁しないことを批判していなかっただろうか。自分は特別で許されるとでも思っているのだろうか。


 所詮は「当選互助会」のポンコツの寄せ集めに過ぎない「希望の党」の希望とは当選することなのだろう。彼らが憲法改正に関しても時間をかけて「公党」の合意事項として国民に発表したものではなく、極右からリベラルまでの有象無象が集まって、一体いかなる集約ができるというのだろうか。

 それとも小池氏が「エイ、ヤッ」と決めれば党員は「ヘッヘ-」と頭を垂れて従うというのだろうか。それでは宗教政党の公明党と何も変わらないではないか。少なくとも民主主義国家の公党とは言い難い。


 国民は困っている。投票するにも自公与党も民進党も「希望の党」も消費増税10%ありきだからだ。なぜ政治家なら堂々と「消費税を5%に戻す」と主張しないのだろうか。

 するとバカなマスメディアが財務官僚の指示通りに「財政悪化になる~~」とか批判するだろうが、経済成長すれば税収が自然増になるのは過去の実績から知っている。しかもインフレ3%ほどになれば実質的に30兆円償還したのと同じだ。


 まずは安倍氏の「アベノミクス」という実態は何もないゴマカシ経済成長ではなく、本物の経済成長軌道に日本経済を戻すことだ。「国民の生活が第一」の政治こそが日本に活力を取り戻す第一歩だ。

 日本で「国民の生活が第一」の政治をマニフェストに描いたのは小沢一郎氏だ。本来なら政権交代で小沢氏が総理大臣に就任して小泉・竹中「構造改革」で散々壊された日本を取り戻すはずだった。


 しかし小沢一郎氏が総理の椅子に就く寸前で検察とマスメディアによって謂れなき冤罪で政治の表舞台から追放された。それから民主党も似非・改革者たちに乗っ取られて第二自民党に堕してしまった。

 解散は安倍自公政権から日本を国民の手に取り戻す好機だ。小池新党などに惑わされず、野党連合を粛々と進めて「国民の生活が第一」の政治を日本で始めなければならない。



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