日本語のよさ

��新聞や教科書などを読み取る基礎的な読解力を身に付けられないまま中学を卒業する生徒が25%にのぼることが、国立情報学研究所(東京都)・新井紀子教授らの研究チームの初調査で明らかになった。

 社会生活を送るのに最低限必要な読解力の不足が懸念される状況だ。



 調査は2016年4月~17年7月、全国の小6~社会人を対象に、独自の読解力テストを実施。公立・私立中高生2万1000人の結果を中心に分析した。



 主語や目的語など文章の構造が理解できているかを問うタイプの設問群で、中学1年の正答率は62%、中学2年が65%、中学3年が75%となった。中学3年の4人に1人(25%)が、教科書レベルの基礎的な読解力を身に付けないまま義務教育を終えていることになる>(以上「読売新聞」より引用)


 基礎的な読解力もなく義務教育を終える国民がいかに多いことだろうか。書いてある文章を読み解く力はもとより、作文能力に関しては大の大人ですら「大丈夫か」と内心疑うほどの人と普通に出会う。

 これが現代日本の偽らざる現状だ。私は商店経営の何人からか頼まれてボランティアでホームページの制作&管理をやっているので、世間では「経営者」で通る人たちの作文能力が情けなくて天を仰ぐほどだ、という事実を知っている。


 小学三年から英語(主として挨拶程度の英会話のようだが)が教育課程に入るというのには呆れる。母国語の日本語で碌に文章が作れない小学生に、英会話を学ばせてどうするのだろうか。

 むしろ日本の物語や古典などともっと親しむ時間を持たせる方がどんなに良いかと思う。すべての学問の基礎は日本語だということが文科省官僚諸氏はお解りでないのだろうか。


 日本語は英語などと並ぶ、世界に冠たる科学論文を書ける言語だ。しかも洋画の日本語字幕は可能だが、邦画の英語字幕は不可能だ。それほど漢字交じり文章の威力は凄まじい。

 その日本語の凄まじさを現代日本の大人たちは子々孫々に伝えられていると胸を張れるだろうか。子供たちの日常会話の語彙の乏しさに秘かな危機感を覚えているのは私だけだろうか。



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