政治家になるためには筆記試験も実技試験もないため、人格的欠陥者が選挙に当選して政界に紛れ込むことがある。
政治家になるには選挙で当選すれば良い。そのためには有権者の歓心を買い、襲名披露であろうが美人投票であろうが、イケメン投票であろうが、多くの票を集めた者が当選する。
当然、口先だけの男も女も政界に紛れ込み、玉石混交になっている。いずれが石か玉か普通の人には見分けがつかない。ただ本当の顔を知れば「なるほど」と頷かざるを得ない。
安倍チィルドレンとして二期目の女性議員が政策秘書を叱責する言葉には耳を疑った。キョウビのヤクザですら、乾分に対してそんな叱責はしない。ましてや政策秘書に対して国会議員という絶対的な立場を利して罵詈雑言を浴びせるとは品格を問うという前に人間形成の段階で彼女に何があったのかと疑問を抱かざるを得ない。
安倍官邸に群がっている連中もおそらく五十歩百歩なのだろう。安倍自公政権の閣僚たちも中間報告と称して委員会審議を中途で飛ばして、担当大臣ですら理解していない「共謀罪」を国会で採決してしまった程度の連中なのだろう。
政治家になるのに実技試験も筆記試験もない。だから候補者に必要なのは有権者の歓心を買う口先と見栄えがあれば良い、というのでは余りに情けない。
しかし有権者に責任がないとはいえない。なぜグローバリズムが日本を丸ごと米国の1%に売り渡そうとする「売国政策」なのか、という大学の経済原論程度の知識すらないようでは候補者が石なのか玉なのか解らないだろう。
なぜデフレ下に於ける消費増税が馬鹿げた政策かが理解できないようでは安倍氏の口先にコロッと騙されて「アベノミクス」というアホノミクスを信奉してしまうのだろう。
米国の1%と大企業を富ませて一般国民を貧困へ追いやるデフレ経済を持続し、売国政治を加速して安倍友だけに利益を与える、という現状の安倍自公売国政権を半数近い国民が支持する、という馬鹿げた世論誘導のための世論調査結果をマスメディアが報道し、それに対して「なんとなく」納得する、というおとなしい国民に飼育してきた洗脳寿司友マスメディアの愚かしさ。
国民会議と創価学会という宗教の名を借りたカルト集団が支配している安倍自公政権を打倒しない限り、日本を取り戻すことはできない。「国民の生活が第一」の政治を実現するために、小沢一郎氏を中心とする「野党連合」の結集を急ぐべきだ。