無能の誹りを免れないコメンテータ氏たち。

 前川前文科事務次官が昨日「本物だ」と証言したペーパーに関して、文科省の文書番号が振ってないことからして、当然それは専門官が前川前事務次官に報告する「私的」なペーパーということになる。その真贋を巡って野党は「本物だ」と言い、官邸や官僚などは「調査したがなかった」「とるに足らない」などと否定している。
 もう一度言おう、文科省の正式な文書でないことは文書番号が振っていないことから明白だ。つまり文科省の「調査」が正式文書だけに限定されて実施されたものなら、文書がなかったというのは当たり前だ。子供騙しのような話を延々と続ける松野文科相は馬鹿というしかない。

 そしてテレビコメンテータが文書の作成者と名乗る専門官が出てきたとしても、その文書が「本物」かどうかは断定できない、などと解説しているのには驚いた。コメンテータ氏は前川氏と専門官がグルということもありうる、と出鱈目解説をしているのには視聴者を愚弄しているとしか思えない。
 その低能解説に頷くMCにも呆れるしかない。なぜなら、文書は「活字」で書かれているからだ。つまりPCのワードで作成された可能性が極めて高い。官庁に個人のPCを持ち込むことは厳禁とされている。文科相のPCなら今も作成したPCが庁舎内のあるはずだ。

 少しでもPCを使って仕事している人ならば、文書作成履歴がPC内に残るという知識は誰でも知っている。コメンテータ氏が官邸を陥れるために後日作成したものかもしれない、と穿った解説をしたが、調査すればいつ何時に作成したかは履歴に残っている。いつでも検証可能だ。
 文科省は文書番号を付した公式文書だけをおざなりに調査して糊塗する愚行はやめることだ。真実は必ず露見する。官僚たちも真実を白状すべきだ。

 未だにマスメディアには「寿司友」が大勢いて、時の権力者を厳しく監視しようという本来の使命を忘れた者ばかりだ。この国のマスメディアは腐り切っている。第三の権力といわれた言論人の矜持は何処へ行ったのか。それともPCに触ったこともないような馬鹿な連中が大きな顔をしてコメンテータと称して小遣い稼ぎをしているのだろうか。


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