<赤間総務副大臣が、台湾で開かれている日本の地域の魅力を発信するイベントに出席するため、公務で台湾を訪問していて、中国が反発することも予想されます。

総務省によりますと、赤間総務副大臣は、台湾の台北で開かれている日本の地域の魅力を発信するイベントに出席するため、24日夜、成田空港を出発しました。イベントは、日本の台湾との窓口機関である「日本台湾交流協会」が主催して、26日まで開かれ、赤間副大臣は25日式典に出席して、スピーチすることにしています。

総務省によりますと、滞在中、台湾の高官との会談は予定されておらず、25日夜に帰国することになっています。日本は、1972年に台湾との外交関係を絶って以来、台湾との関係は、「非政府間の実務関係として維持する」としていて、今回の訪問に中国が反発することも予想されます
>(以上「NHKウェッブ」より引用)

 この時期に安倍自公政権はなぜ無用な中国政府の挑発を行うのだろうか。「この時期」とは北朝鮮が度々のミサイル発射実験を繰り返し、核爆発実験を繰り返して国際的な制裁措置を北朝鮮に行おうとしている最中を指している。
 これまで対・北朝鮮制裁を実質的に反故にしてきたのは中国の北朝鮮に対する経済取引と原油などの援助だ。その中国が北からの石炭購入を禁じて北朝鮮制裁に協調姿勢を示している。この時期に敢えて中国政府を刺激する必要があるのだろうか。

 いうまでもなく、日本政府は「一つの中国」を認めている。政策として正しいとは思わないが、国際世論と中国の経済力に目を付けた財界に押し切られて日本政府は中共政府の中国に譲歩した。
 現実には台湾は「独立」した主権国家だ。中共政府がいかに「一つの中国」を他国に強いようが、台湾は中共政府の中国とは異なる別の一つの国だ。それを日本政府は中共政府の強い要請を呑んで「王様の耳はロバの耳」と分かっていても口を噤んできた。それを「大人の態度」だと日本のマスメディアは是認してきた。

 しかし唐突に安倍自公政権は台湾で催される日本紹介のイベントに総務副大臣を派遣するという。これまでも日本と台湾との交流は途切れることなく行われてきた。しかしそれは民間交流であって、日本政府は一線を画していた。
 だが安倍自公政権は唐突に「一つの中国」の原則を破る挙に出た。なぜ敢えて中国と一波乱あること必至の愚行を行うのだろうか。北朝鮮の瀬戸際外交が安倍自公政権にも感染したのだろうか。

 いや、そうではないだろう。敢えて中国の反発を買う挙に出た、とみるべきだろう。それは森友学園疑惑で安倍自公内閣が窮地に追い込まれている証拠ではないだろうか。国民の目を森友学園疑惑から逸らすには中共政府の怒りを買うのが手っ取り早いと考えたのではないだろうか。
 中共政府と敵対するのを歓迎する日本国民世論の歓心を得て、森友疑惑の危機を乗り切ろうとしているのではないだろうか。そうだとするなら、安倍自公政権は日本にとって危険どころか、あってはならない内閣だ。「一つの中国」は中共政府のプロパガンダでしかないが、姑息であれそれを容認してきた従来の日本政府の路線から唐突に変更するのは日本外交の一貫性と安定性を損なうものでしかない。いよいよ安倍自公政権には退陣して頂くしかない。


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