社会主義国・中国の格差拡大を中国人は問題だと考えないのだろうか。

<中国のビリオネアで大連万達集団(ワンダ・グループ)会長の王健林(ワン・ジエンリン)は、中国の対米投資が規制されたなら、膨大な数の米国人が職を失うと語った。先週末、北京で開催された中国起業家ミーティングの場で王はこう述べた。

「先日、アメリカ映画協会の会長と会談した際、ドナルド・トランプに何か言いたいことはあるかと尋ねられた。私はトランプにこう言ってくれと伝えた。私は米国に100億ドルを投資している。もし、彼が判断を誤れば2万人以上の米国人が職を失うだろうと」

さらに王は、今後の米国のハリウッド映画産業の発展は中国市場の成長にかかっていると述べた。

「中国の映画市場で儲けたいなら、もっと中国的なテイストを映画に加えるべきだ。現状では中国で上映される米国製の映画はまだ少ないが、今後は巨大な成長が見込める」

王の発言は米国議員らの中国の投資に対する監視の目をさらに厳しくさせそうだ。中国の対米投資は今年510億ドル(約5.9兆円)に及び、昨年の117億ドルから大きく上昇した。先月、米国議会の諮問機関「米中経済・安全保障検討委員会」は、中国の国営企業による米国企業の買収を禁止すべきだと政府に提案した>(以上「Forbes」より引用)

 中国のビリオネアで大連万達集団(ワンダ・グループ)会長の王健林(ワン・ジエンリン)なる人物を知らないが「中国の対米投資が規制されたなら、膨大な数の米国人が職を失う」と語たる前に、中国人なら中国内に投資すべきではないだろうか。
 王健林(ワン・ジエンリン)氏がハリウッド映画にまで言及しているのには噴飯ものだ。中国で「自由世界」の米国映画が当局の検閲なしに自由に鑑賞できるわけがないではないか。

 中国ティストとは一体いかなるイメージで王健林(ワン・ジエンリン)は述べているのだろうか。まさか反日・抗日プロパガンダ戦争物を制作せよ、とハリウッドに要請しているのではないだろう。中共政府樹立とその後の70年の歩みのドキュメントを制作して、中国で上映許可が出るわけが万が一にもないだろう。
 中国の大富豪が米国に投資して2万人もの雇用を創出しているというのなら、なぜ彼は中国内に投資して中国民のために働かないのだろうか。いや彼のコングロマリッドは十分に中国内に投資しているというのなら、社会主義国の原点に返って「富の平等分配」をすべきではないだろうか。

 いずれにせよ毛沢東が目指した、少なくともスローガンに掲げた社会主義に沿った投資行動を王健林(ワン・ジエンリン)氏はすべきだ。毛沢東が金持ちや知識人を目の敵にして3000万人とも4000万人ともいわれる中国民を虐殺した文化大革命当時の基準で判断するなら、王健林(ワン・ジエンリン)氏は既にリンチになったはずだ。中国人はどうしていつも上から目線なのだろうか。


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