施政方針演説で謳い上げた安倍外交はことごとく破綻した。

��トランプ米新政権は20日、通商戦略を発表し、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱を表明した。

 カナダ、メキシコと結んだ北米自由貿易協定(NAFTA)も再交渉を求め、両国が応じなければ離脱する意向。多国間自由貿易を重視した従来戦略を転換し、「米国第一」の通商協定の締結を目指す。

 主要政策としてホワイトハウスのホームページで公表した。新政権は通商戦略実行の「手始めにTPPから離脱する」と表明。今後結ぶ通商協定は「米国の労働者の利益にかなうものとする」とし、既存の協定も好ましくないものは再交渉などを進めていく方針を示した。他国の「不公正貿易」に対しては厳格な措置を講じると強調した。

 日米など12カ国が合意したTPPは、米国が批准しなければ発効しない仕組み。トランプ新政権の離脱表明により、現状の協定は発効のめどが立たなくなった>(以上「時事通信」より引用)

 安倍氏が国民への碌な説明もなく闇雲に推進してきたTPPを米国の新大統領トランプ氏は就任早々に離脱を表明した。これでTPPに定めた「TPP圏域の総GDPの六割以上の参加」を批准条件に定めている条件を欠くことになり、安倍氏がいかに歯軋りしてもTPPは終わりとなった。
 安倍氏は世界のパラダイムがグローバル化から反・グローバル化へとシフトしたにも拘らず、それが理解できず、米国のジャパンハンドラーたちに使嗾された通りにTPP参加を強行した。彼は「国民の生活が第一」の政治に欧米先進国が舵を切っている潮流が読めず、現代のドン・キホーテよろしく自由貿易を説いて世界を巡り、飛んだ恥を曝したことになる。

 それのみならず、安倍氏は国民のことよりも米国の1%に奉仕する政治家だということを自ら暴露した。いや、安倍氏だけではない。安倍自公政権を支えている自民党と公明党のすべての政治家諸氏や自民党の補完政党・維新の党や民進党の中の第二自民党路線を推進した似非・野党政治家諸氏も同罪だ。
 彼らは「構造改革」という日本版のグローバリズムを推進してきた。忘れてはならない、TPP参加を表明したのは小沢氏たちを追い出した民主党の似非・民主党政治家たちだ。安倍氏も政権を盗るまではTPP反対を掲げ、政権に就くやTPP推進を行って有権者を欺いた。盗人猛々しい安倍自民党と公明党を国民の六割以上が支持している、というマスメディア世論報道を我々は信じるだろうか。日本国民の六割以上が無知蒙昧の愚かな連中だと信じられるだろうか。

 安倍氏は再数日前にもアジア諸国を漫遊して国民から毟り取ったカネをばら撒いたが、立ち寄ったオーストラリアで「トランプ氏の米国がTPP離脱表明しても自由貿易を推進しよう」とオーストラリア政府首脳に呼び掛けていた。安倍氏は国際政治感覚ゼロの、ジャパンハンドラーの忠実な僕だという正体を暴露している。
 英国も米国も「国民の生活が第一」の政治に舵を切り替えた。円切り上げを強要したプラザ合意の悪夢がトランプ氏によって再現される可能性がある。それに対処する能力は安倍氏にはない。せいぜいゴルフ・クラブを進呈して機嫌を取る程度の事しかできない男だ。

 日本で「国民の生活が第一」の政治に舵を切り替えられる政治家は小沢一郎氏だけだ。そしてトランプ氏の米国と対等に交渉が出来るのも百戦錬磨の小沢一郎氏だけだ。官僚でもなければかつて小沢氏の三下だった二階自民党幹事長でもない。もちろん二階氏以下の嘴の青い政治家たちは問題にもならない。
 日本政界の至宝・小沢氏の胆力と経験を無駄にしないで、日本の国家と国民のために一働きして頂こうではないか。そのためにも野党連合を何が何でも成功させ、安倍自公政権を打倒しなければならない。


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