世界の指導者たちは本気で戦争を起こすつもりなのか。

<米国防総省のクック報道官は17日、中国が南シナ海で奪った米国の無人水中探査機について、中国当局と返還で合意したことを確認する声明を発表した。一方、トランプ次期大統領はツイッターで「中国は米海軍の探査機を公海で盗んだ。前例なき行為だ」と批判した。

トランプ氏はツイッターで、中国が南シナ海で奪った米国の無人水中探査機について「盗んだ探査機など欲しくないと中国に言うべきだ。中国が持っておけばいい」と投稿した。

トランプ氏はツイッターで、中国が南シナ海で奪った米国の無人水中探査機について「盗んだ探査機など欲しくないと中国に言うべきだ。中国が持っておけばいい」と投稿した(18日)
 中国側の実力行使に米国側は態度を硬化させたが、中国が早期に返還に応じたことで事態は沈静化に向かう。台湾の蔡英文総統との電話会談などトランプ氏に対する中国の不信感は根強く、米中間の緊張は続く>(以上「共同通信」より引用)

 中国は南シナ海を「中国の海」だと主張して支配しようとしている。それは太平洋へ自由に中国艦隊を航行させるためのものだともいう。
 中国の望むようになったとして、中国はいったい何がしたいのだろうか。まさかカリフォルニア沖に中国艦船を終結させて、米国を攻撃しようというのではないだろう。

 よしんば中国が感染で直接米国本土を攻撃したいとして、攻撃してから何をしようというのだろうか。米国本土を占領して、中国が米国の新しい支配者になるのだろうか。
 彼らが国民の税を乱費して軍備を進めて、行き着く先はいったい何なのか。何を実現しようとして軍備拡張競争に鎬を削っているのだろうか。

 ロシアはシリア内戦に積極的に介入して、何を実現しようとしているのだろうか。GHPで日本の1/3程度しかない実質「後進国」のロシアが国民の社会保障制度の充実に背を向けて、宇宙開発と軍備競争に予算配分を特化して、国家として何を実現しようとしているのだろうか。
 中国と同様に外交政策では膨張主義を採っているが、多民族弥太地域を国土に編入し、国土を広げて何が実現できるというのだろうか。国家として国際社会で「強い影響力」を持つことが、ロシア国民の願望であり幸福なのだろうか。

 トランプ氏の米国は国内回帰を打ち出している。世界をグローバル化で支配するよりも「国民の生活が第一」の政治へ国民の税を使うと宣言している。
 それが最も順当な税の使途だ。国民の幸福なくして国家の威信などあって堪るものではない。国土が拡大して、国民が困窮していては何にもならない。

 装備や兵器は配備すれば良いものではない。たえざる訓練と習熟、そして兵器や装備の維持・更新を絶えず行わなければ「張子の虎」になってしまう。核兵器も開発・保有すれば終わりではない。絶えず核弾頭の劣化を更新し、維持・管理しなければならない。
 ミサイルも当然そうしなければ発射ボタンを押しても発射台から飛び出していかない。固形燃料であろうが、液体燃料であろうが、日々劣化する部品や機器を維持・管理し、後進を繰り返していかなければ役立たずのスクラップになってしまう。

 兵器や機器は配備すれば終わりではない。配備した当初よりも予算を喰らう放蕩児同然の代物だ。艦船も就役すれば終わりではない。海水に浸かり潮風に晒される機器の劣化は早いし、進化するITを絶えず取り入れなければ時代遅れの「観光船」に成り下がってしまう。
 しかも、そうした費用は国民生活を潤すとしても極めて一部の「軍需産業」だけだ。軍拡競争がいかに壮大な無駄かを、国連の安保理で常任理事国は時間をかけて話し合うべきだ。世界平和を脅かしている元凶は国連安保理の常任理事国たちだ。

 国連は世界平和を希求する、とは臍が茶を沸かすほどおかしい話だ。安保理の常任理事国を名乗る幹部たちが世界で戦争を起こしているだけではないか。彼らは軍拡や領土拡張の末にいったい何を実現したいのだろうか。


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