民進党は自ら変わらない限り国民の支持は戻らない。

<9月の民進党代表選に出馬表明した蓮舫代表代行は23日、日本外国特派員協会で記者会見し「私が代表になることで民進党のイメージを思いっきり変えたい」と述べた。その上で「人への投資」など野党第1党として対案路線を前面に掲げていく意向を強調した。

 蓮舫氏は「私は岡田克也代表が大好きだ。ただ、1年半一緒にいて本当につまらない男だと思った。人間はユニークさが大事。私にはそれがある」と笑いを交えて支持を訴えた>(以上「日経新聞」より引用)

 政党で最も大事なのは政策のはずだ。政党がいかなる政策を国民に訴えるのかが最大の魅力にならなければならない。蓮舫氏は何か勘違いしていないだろうか。
 政党のイメージを変えるために自分が党首になれば良いというのは政党を余りにバカにしてはいないだろうか。政党は田舎芝居の一行ではない。座長公演の演題程度に政策を考えているようでは民進党の躍進は覚束ない。

 そして政策を打ち出すには政党の理念が必要だ。いかなる立場に立つ政党なのか、いかなる社会のあり様を希求する政党なのかを有権者に明確にしなければならない。
 それが支持を求める際の最低限のマニフェストでなければならない。その場凌ぎの政策を打ち出し、場当たり的な言辞を弄していては国民の支持は集まらないし、国民から信用されない。

 自公政権が米国の1%の代理人政党でしかなく、GHQ以来伝統的にジャパンハンドラーたちの手先になっている官僚たちの御用政党でしかない、というのは大方の国民の共通認識だ。しかし、そうした米国のポチ政権が「安定」政権だという誤った認識を植え付けてきたのが日本のマスメディアだ。
 もちろん反日を主眼とする日本のマスメディアもあるが、民進党がそれらの勢力とコミットしてはならない。自公政権が米国のポチ政権なら、民進党は「国民の生活が第一」の政党でなければならない。

 自民党の猿真似をして躓いた民主党の愚を繰り返さないためにも、三顧の礼を尽くして小沢一郎氏に復帰して頂いて、今度は小沢一郎氏と考えを異にする人たちを民進党から追い出すべきだ。その中に蓮舫氏が入っているなら、彼女も民進党から出て行くべきだ。
 もちろん自民党議員かと見紛うような長島氏や野田氏なども民進党にいてもらっては、かつての民主党を支持した有権者は戻って来ない。消費増税に賛成した「国民の生活が第一」の政治に悖る議員には自民党へ移って頂くしかない。

 そうした抜本的な改革なくして民進党にかつての民主党政権樹立時に結集した国民の支持は決して戻らない。健全野党なくして健全な政治はない。自公政権を健全化するためにも民進党は変わらなければならない。党首が女性になろうとどうであろうと、消費増税を国民に求め、「戦争法」の存続に手を貸すような連中がいては民進党に明日はない。


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