放射能汚染土の公共事業利用には反対だ。

<東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土の再利用について、環境省は7日の有識者検討会で、一定の条件と対策の下であれば放射性物質の濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下の土を公共工事に使えるとの方針を示し、了承された。近く正式決定し、福島県の内外で再利用を進めたい考えだ。

 環境省は、汚染土の用途ごとに建設作業員や一般住民の被ばく線量を推計。例えば、1キロ当たり8000ベクレルの汚染土を盛り土に使う場合、厚さ50センチ以上のコンクリートなどで覆えば、1メートル離れた場所で常時過ごす人の年間被ばく線量を0.01ミリシーベルト以下に抑えられると試算。健康に影響はないとした>(以上「毎日新聞」より引用)

 福一原発から拡散された放射能により汚染された放射能汚染土を公共事業で利用するというのには賛成できない。「安全」という理由で放射能汚染土の拡散に他ならない。
 放射能汚染土の最も良い処理方法は放射能汚染地域で立ち入り禁止地区に埋設することだ。百年以上も人が立ち入りできない地域に巨大な穴を掘って、放射能汚染土を埋めるのが理想だ。たとえ安全な対レベル放射能汚染土の処理方法といわれようと、放射能の拡散と何処が異なるというのだろうか。

 盛土を厚さ50㎝以上のコンクリートで覆えば「安全」だというのはその50㎝以上のコンクリートが無くなれば「安全」でなくなるということだ。盛土は永遠に存在するがコンクリートの被膜は50㎝あろうが何かのきっかけで剥がれることは有り得る。
 かつてビートタケシ氏は対談で原発建築物がいかに地震に強いかの説明を受けた後「それならオイラたちは地震があれば原発に逃げ込めば安全だということだ」と相槌を打っていた。もしも住民が大量に福一原発に逃げ込んでいたらどうなっていただろうか。原発安全神話を垂れ流した芸人や文化人たちは国民に「嘘を拡散したこと」を詫びるべきだ。物事には絶対はあり得ないし、想定を越えれば対処できない、ということを想定した上で「放射能」には対処すべきだ。

 いかなる理由付けをしようと、放射性廃棄物の拡散には「絶対」反対だ。


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