国民のためではなく、原子力ムラのための原発再稼働に反対する。

<関西電力は20日、今月中の再稼働をめざす高浜原発4号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)の原子炉補助建屋で、放射性物質を含む水たまりが見つかったと発表した。計約34リットルの水が漏れたが、外部への放射能の影響はないという。順調に作業が進めば26日にも再稼働するとみられていたが、遅れる可能性もある。

 関電広報部は「原因を調査中で、再稼働への影響は現時点で何とも申し上げられない」と説明している。
 水漏れが見つかったのは、原発の運転中に必ず使う1次冷却水の浄化設備。20日午後3時42分ごろ、設備の一部に水を通したところ警報が鳴り、発覚した。午後4時55分に原子力規制委員会と県へ連絡した。漏れた放射能は推定で約6万ベクレルで、国への報告基準値を下回っていたという>(以上「朝日新聞」より引用)

 原発を稼働すれば放射性廃棄物が大量に排出されるのは解り切ったことだ。だから原発再稼働ではなく、再生エネに電力発電の主軸を移すべきだとこのブログで執拗に主張してきた。もちろん高浜原発で福一原発並の事故が起これば京都・大阪・神戸に奈良と、関西地域は終わってしまう。いや西日本全域が偏西風の風下になるため、西日本が重大な放射能被爆地になる可能性も否定できない。
 そんな可能性のある原発をなぜ再稼働するのだろうか。なぜすべての原発から燃料棒を撤去して、六ヶ所村の核施設に移さないのだろうか。

 人智で想定する事態には限界がある、ということは福一原発放射能事故で思い知ったはずだ。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」というが、安倍自公政権は愚者以下の非常識集団というべきだろうか。
 原発再稼働を政府に強く働きかけているのはどんな連中なのだろうか。発電装置の一つに過ぎない原発になぜ拘るのだろうか。危険性があるとすれば廃棄すべきが公的立場ではないだろうか。諸々の疑義が湧きあがるが、この国の政治家たちは「国民の生活が第一」よりも重要な政策決定原理がある、ということは間違いないようだ。そのような政権に半数近い国民は本当に支持を寄せているのだろうか。安倍自公政権を非常識と貶す前に、国民の生活が第一の政治を拒否し安倍自公政権の暴走に手を貸す国民の愚かさを嘆くしかないのだろうか。


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