ジカ熱の感染予防に力を注げ。
<世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は1日、ブラジルなど中南米を中心に流行している感染症「ジカ熱」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言した> (以上「時事通信」より引用)
日本でも2014年1月に帰国した旅行者がジカ熱を発症した事例がある。症状はデング熱に似ているといわれるが、感染しても発症しない人も多いのが感染が拡大する大きな要因になっている。
世界では南米のコロンビアで流行していて、2万人を超える人が感染し、そのうち妊婦が2100人を超えているという。この感染症の特異なところは妊婦が感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれることだ。
小頭症には二つのタイプがあるといわれ、頭蓋骨が早い時期に閉じるため小頭になるものと、脳の容積が小さいため小頭になるものとがある。前者の場合は頭蓋骨を切開して容積を大きくすれば症状は治るが、後者のものに関しては治療方法がない。
いずれの場合も知能の発育が遅延する。なんとしても感染拡大を防がなければならないが、今年は感染地域のブラジルでオリンピックがあるため、感染者が日本に帰国することも考えられる。
ウィルス感染した人が帰国後に蚊に刺され、感染を拡大する事態もないとはいえない。しかもジカ熱ウィルスを媒介する蚊は日本にも棲息している。厚生省は蚊が活動を始める前に、蚊の駆除と有効な感染防止策を国民に広報すべきだ。ジカ熱感染妊婦を一人も出してはならない。
日本でも2014年1月に帰国した旅行者がジカ熱を発症した事例がある。症状はデング熱に似ているといわれるが、感染しても発症しない人も多いのが感染が拡大する大きな要因になっている。
世界では南米のコロンビアで流行していて、2万人を超える人が感染し、そのうち妊婦が2100人を超えているという。この感染症の特異なところは妊婦が感染すると小頭症の赤ちゃんが生まれることだ。
小頭症には二つのタイプがあるといわれ、頭蓋骨が早い時期に閉じるため小頭になるものと、脳の容積が小さいため小頭になるものとがある。前者の場合は頭蓋骨を切開して容積を大きくすれば症状は治るが、後者のものに関しては治療方法がない。
いずれの場合も知能の発育が遅延する。なんとしても感染拡大を防がなければならないが、今年は感染地域のブラジルでオリンピックがあるため、感染者が日本に帰国することも考えられる。
ウィルス感染した人が帰国後に蚊に刺され、感染を拡大する事態もないとはいえない。しかもジカ熱ウィルスを媒介する蚊は日本にも棲息している。厚生省は蚊が活動を始める前に、蚊の駆除と有効な感染防止策を国民に広報すべきだ。ジカ熱感染妊婦を一人も出してはならない。