民主党はサナギから成虫になる覚悟で、大胆に変わらなければならない。

<民主党の岡田代表は9日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝後、記者会見し、夏の参院選に向け、野党勢力の結集が不可欠との認識をあらためて表明。「政権交代可能な政治をつくれるかどうかの大事な分岐点だ。民主党を中心に野党勢力が力を示さなければならない」と述べた。

 衆院で統一会派を組んだ維新の党との新党構想には「参院での会派結成が滞っているのは否めない。まず衆参両院で統一会派をしっかりつくりたい」と述べるにとどめた。
 これまで岡田氏は維新との合流の可否について3月末までに判断する意向を説明。民主の党名変更の可能性に言及するなど、野党再編に前向きな姿勢をにじませている>(以上「共同通信」より引用)

 民主党は政権にあった三年有余の間に第二自民党と揶揄されるほど劇的に変貌した。その大きな要因は小沢一郎氏が検察とマスメディアの「捜査情報」垂れ流しと、「政治とカネ」プロパガンダにより窮地に追い込まれて当時、党執行部が小沢一郎氏を擁護することもなく、これ幸いと党要職から追い落としたことにある。
 小沢一郎氏のいない民主党なぞ、官僚がハンドリングするのは赤子の手を捻るようなものだった。鳩山氏の後首相に就任した菅氏は参議院選挙直前に、狂気に駆られたように「消費税10%」と叫びだした。それでは勝てる選挙も勝てなくなるのは当然の理だ。

 菅氏の後を受けた野田氏はTPP参加を打ち出し、「税と社会保障の一体改革」を安倍氏に約束させて負けるタイミングで解散を打って出た。その民主党瓦解政権の途上に岡田氏は要職を務めていた。彼も民主党変節により民主党支持者を裏切った戦犯の一人だ。
 岡田氏や枝野氏や前原氏たちが民主党に居座っている限り、かつての民主党支持者たちが戻ることはない。岡田氏が維新の党と統一会派を組もうと、所詮は維新の党も自民党の補完政党に過ぎない。自公政権を倒したら、また第二自民党政権だった、というのは国民にとって悲劇以外の何物でもない。民主党も維新の党もTPP参加に賛成、消費増税10%に賛成、戦争法に条件付きながら賛成、これでは反・自公政権の国民の支持が戻ることは決してない。

 小沢一郎氏の下に反・自公政権の政治家たちは結集すべきだ。たとえ民主党や維新の党の政治家であろうと、TPPや消費増税や戦争法で「反対」を表明し「国民の生活が第一」の政治を行うことを条件に「野党連合」を形成することだ。
 オリーブの木であれ統一会派であれ、代表は小沢一郎氏でなければならない。政権奪取の後に待ち構える最大の関門は「宗主国面」して何かにつけてハンドリングして来る厚かましい米国だ。その米国とタフネゴシエート出来るのは小沢一郎氏以外に誰がいるだろうか。もちろん、小沢一郎氏は中国とチャンネルを持っている。決してブレることなく「国民の生活が第一」の政治に愚直に邁進する。岡田氏と比較するまでもなく、そうした安定感が小沢一郎氏にはある。一日も早い「野党連合」が立ち上がるのを心から待ち望んでいる。


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