甘利氏は出処進退を明らかにせよ。

<報道によると、甘利氏の公設秘書らは総務担当者の依頼で国土交通省やURに問い合わせをしていたという。甘利氏の地元の市議は「現金を受け取ったとされる公設秘書はお調子者で、危なっかしかったという人もいるが、わなにはめられたんじゃないか」と話す。
 別の市議は「口利きとみられても仕方がなく、大臣の秘書としてガードが甘すぎる」と批判する。
 総務担当者が公設秘書に渡したとされる500万円のうち、政治資金収支報告書に記載されているのは200万円。残りの300万円の行方が不明だ。地元関係者によると、公設秘書は周囲の支持者らに「300万円は返した」と説明しているという。だが総務担当者は28日発売の週刊文春で「300万円は返してもらっていない」としている。
 総務担当者は週刊文春編集部を通じ「週刊文春にお話しした内容はすべて真実です」とコメントしている>(以上「産経新聞」より引用)

 いかがわしい相手から金銭を授受したから「嵌められた」と騒ぎ立てるのはどうしたものだろうか。それで甘利氏の不正性が正当化できるものではない。
 秘書が「お調子者」でホイホイいかがわしい話にも乗るとしたら、そのような秘書を雇用していた甘利氏の責任は皆無というわけにもいかないだろう。しかも金銭授受を申し立てている当人が千葉県内に甘利氏の後援会を設立する、という話にも乗って現地へ赴き他の後援者たちと記念写真に納まっている。甘利氏が当の本人を知らない間柄だと主張するのは困難だ。

 斡旋利得収賄罪に該当するのか否か、と同時に収支報告書記載漏れもあるようで、甘利氏の一件を無罪放免だと主張するのはアマリに苦しい。未だに動かない東京地裁特捜部は「相手を見て仕事をする」ということなのだろうか。
 小沢一郎氏の場合は個人的に土地購入資金を政治資金管理団体に立替えて、キチッと収支報告書に記載し、その後土地購入時に銀行から土地担保に借り入れて小沢一郎氏に返還しただけの取引を「不透明だ」と自分たちの土地取引の無知を棚に上げて検察もマスメディアも騒ぎ立てて「政治とカネ」などといったプロパガンダで三年有余も騒ぎ立てて刑事被告人にまででっち上げた。

 法の下の平等はどこへ行ったのだろうか。金銭の授受があったのなら、その金銭の性格を捜査当局は明確にすべきだ。甘利氏が説明すれば良い、というものではない。ましてや疑惑の渦中にある人物が日本政府を代表してTPP署名に出向くのはいかがなものだろうか。安倍自公政権そのものが甘利氏程度の疑惑なら「シロ」だというのなら、「シロ」と主張する連中も極めて疑わしいことをやっている可能性が強く、安倍自公政権の全員を徹底的に調べ上げる必要があるのではないだろうか。


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