ネット空間を無法地帯にしてはならない。

<情報セキュリティー会社のトレンドマイクロによると、従来の不正広告による攻撃は、利用者が広告をクリックすると攻撃サイトに誘導される手口だった。しかし、今年7月以降、不正プログラムが仕込まれたバナー広告が正規のサイトに表示されただけで、攻撃サイトとの通信が発生する手口が急増。こうした不正広告が、国内3700以上のブログサイトや企業サイトなどでランダムに表示されていたとみられる。

 利用者のパソコンには正規サイトが表示されたままで、不正広告も通常の広告と見分けがつかない。気付かないうちにウイルスを送り込まれ、パソコン側に脆弱性があると突然画面がロックされるなどし、解除の代わりに金銭を支払うよう脅されることもあるという>(以上「読売新聞」より引用)

 広告を見ただけでウィルスを送り込まれる新手の犯罪が蔓延しているという。困ったものだ。
 ネット空間は誰でも気軽に安心して覗ける情報の海でなければならない。そこで罠を張って獲物を待ち構える犯罪者が潜んでいるとは自由なネット空間の信頼を揺るがす重大事だ。

 不特定多数のPCに侵入して悪事を働くのは犯罪だ。そうしたサイバー犯罪を決して放置してはならない。放置しないために、ネット送信すれば必ず履歴がサーバーに残るようにすべきだ。そして犯罪の報告があれば発信者を直ちに特定できるような仕組みに変更すべきだ。
 ことに広告サイトにウィルスを潜ませる手口なら広告をネットにアップする前に広告のHTMLにウィルスを仕込んでいるわけだから、広告のHTML掲載を行っているサーバーを特定するのはそれほど困難なことではない。そのサーバーに広告掲載を依頼しているネット加入者に警告を発するか、もしくは捜査当局に報告するように義務付ければ良い。

 ネットの自由度が低下する、という批判もあるだろうが、仕組んだウィルス解除に金銭を要求するケースもあるとすれば由々しき問題だ。ネット空間を百鬼夜行の無法地帯にしてはならない。そのための仕組みを早急に構築すべきだ。


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