政府と福島県とマスメディアの誤魔化しは重大な犯罪だ。

<津田教授は、86年のチェルノブイリ原発事故では5~6年後から甲状腺がんの患者数が増えたことや、WHO(世界保健機関)が13年にまとめた福島のがん発生予測をすでに上回っている――として、今後、患者数が爆発的に増える可能性を示唆した。

 その上で、「チェルノブイリ原発事故の経験が生かされなかった」「事故直後に安定ヨウ素剤を飲ませておけば、これから起きる発生は半分くらいに防げた」と言い、当時の政府・自治体の対応を批判。チェルノブイリ事故と比べて放射性物質の放出量が「10分の1」と公表されたことについても「もっと大きな放出、被曝があったと考えざるを得ない」と指摘した。

 一方、公表した論文について「時期尚早」や「過剰診断の結果」との指摘が出ていることに対しては「やりとりしている海外の研究者で時期尚早と言う人は誰もいない。むしろ早く論文にしろという声が圧倒的だ」「過剰診断で増える発生率はどの程度なのか。(証拠の)論文を示してほしい」と真っ向から反論。「日本では(論文が)理解されず、何の準備もされていない。対策を早く考えるべき」と訴えた。

「原発事故と甲状腺がんの因果関係は不明」とトボケ続けている政府と福島県の責任は重い>(以上「日刊ゲンダイ」より引用)

「地下汚染水は完全にブロックされコントロールされている」と安倍氏がアルゼンチンのオリンピック招致会議の席上で大見えを切ったのは一年も前のことだ。それ以後、福島原発事故から汚染水はダダ漏れで、ついには原子炉手前に井戸を掘って「汚染されていない地下水」を原子炉をスルーして海へ放水する、という。
 なぜ原子炉手前の井戸に流れ込む地下水は放射能で汚染されていないと断言できるのだろうか。地下水の放射線測定をすれば汚染されているか否か判明するが、その公表結果が正しいものなのかを信用しろというのだろうか。何しろこの国もマスメディアもSPEEDIの存在を知っていて、公表しないで多くの人たちを放射能被爆させた前科を持つ。

 放射能漏れ事故直後に、政府と福島県は子供たちになぜ安定ヨウ素剤を飲ませなかったのだろうか。放射能事故以後4年半で甲状腺がんが20倍から50倍という高率で発見されているという。それでも政府や御用医師たちは「まだ因果関係は解らない」と大嘘をつき続けるつもりだろうか。
 安倍自公政権は「戦争法」で自衛隊員を戦地へ送り、国内では子供たちを放射能汚染で健康を害している。こうした国が世界の一流国なのだろうか。確かに税や公的負担は既に世界一流だが、国民主権のありようとマスメディアの自由度では後進国もいいところだ。それもこれも、国民の意識と民度が高まらない限り、改善されることはないだろう。


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