自民党は御用学者しか必要ないと思いあがっている。

<自民党は22日、船田元憲法改正推進本部長を交代させる方針を固めた。後任の本部長には、森英介元法相を充てる方針。23日の総務会で正式に決定する。

 船田氏をめぐっては、与党筆頭幹事を務める衆院憲法審査会の参考人質疑で、通常国会で成立した安全保障関連法案について、自民党推薦の憲法学者が安保関連法案を「違憲」と指摘し、審議が停滞。参考人の人選には船田氏が関わっており、党内で責任を問う声が上がっていた。事実上の更迭とみられる>(以上「産経新聞」より引用)

 自民党は憲法改正推進本部が選任した憲法審査会に招致した学者が「戦争法」に対して「違憲」だと指摘した責任を推進本部長の船田氏に取らせて更迭するという。更迭すべきは憲法違反だと憲法学者が警鐘を鳴らしている「戦争法」の成立に驀進した自民党国会議員ではないだろうか。
 自らの憲法順守すべき国会議員という国民から負託された立場であるという自省の念を失念して、憲法改正手続きなしに「解釈改憲」した安倍自公内閣を窘めることもなく、「戦争法」を国会で公明党等の協力を得て成立させた立憲主義の破壊こそを問うべきだ。

 しかし、そうした考え方の危険性は底流には「国会議員は偉いのだゾ」という思い上がった特権意識が色濃く存在していることだ。かつて日本陸軍は「我々こそが大日本帝国を堅持している」との思い上がッた意識が支配していた。
 自民党もまさしく物言わぬ『憲法』を憲法とも思わない、自分たちに国会議員として国民から負託された根本的な根拠法を否定する、という飛んでもないことを仕出かした、という自省の念すら見られない傲慢不遜さな政党に成り下がったようだ。国会の場から彼らを退場させなければこの国は国民も含めて根こそぎ米国への貢物にされてしまうだろう。国民は船田氏の更迭に森閑たる思いになってこの国の行く末を心から憂えなければならない。


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