中・韓は内政干渉を「反日」材料にするのを国家として恥じよ。

<韓国政府は18日、安倍晋三首相が靖国神社に「真榊」を奉納したことなどに対し、「韓日中首脳会談の開催などを通じ、韓日関係を改善しようとするわれわれの努力に反するもの」と批判する外務省報道官の論評を発表した。

 論評は「安倍首相が靖国神社に再び供物を奉納し、一部閣僚が参拝を繰り返したのは日本の植民地侵略と侵略戦争を美化しようとする行為と変わらない」と指摘。「日本が正しい歴史認識に基づき、謙虚な省察と反省を行動で示してこそ、韓日関係の安定的発展が可能だ」と主張した>(以上「産経新聞」より引用)

 日本は憲法により思想信条の自由や信仰の自由、さらには表現の自由が保障されている。安倍氏が靖国神社を参拝しようと、国民はそれに対して非難することはない。安倍氏にも憲法規定は適用されるし、彼が何を信仰しようとそれは彼の自由だ。
 中・韓が靖国神社の例大祭に安倍氏が真榊を奉納したことに反発しているようだが、内政干渉も甚だしい。たとえ靖国神社に先の大戦で戦死した人たちを祀っていようと、いかなる「神」を信仰していようと、それは日本国憲法では問題とされない。それを指摘して「先の大戦を反省していない」というのは言い掛かりというべきだ。

 それなら毛沢東に回帰すべきとしている習近平氏は「大躍進」や「文化大革命」で虐殺された数千万人に達する中国民に対していかなる「反省」をしているというのだろうか。その方が大問題ではないだろうか。
 韓国は先の大戦当時は日本の一部だった。韓国民も日本兵として前線で戦い戦死している。そうした韓国民も靖国神社では「国難に殉じた」御霊として祀っている。その神社に参拝して首を垂れることがなぜ「不快」なのか理由が解らない。

 しかも中・韓が「首相の靖国参拝」を問題にし出したのは中曽根内閣当時に朝日新聞が「問題」として報じてから後のことだ。つまり日本の反日マスメディアが火をつけた「反日」マターに乗ったに過ぎない。
 米国の無名戦士の墓には独立戦争当時の戦死者たちも埋葬されている。英国では米国の独立戦争は「植民地の反逆」として教えているし、ジョージ・ワシントンは「謀反人」とされている。しかし英国首相が訪米するとアーリントン墓地に献花し首を垂れて敬意を表明する。それが他国に対する礼儀というものだ。

 日本は独立国家であり、日本国憲法を戴く立憲主義国家だ。その日本国首相が日本国内で個人的にどこで何をしようと自由だ。彼の先祖が仏教により埋葬されていようと、彼が統一教会の信者であろうと、クリスマスを家族と共に祝ってケーキを食べようと、すべて自由だ。
「法輪功」信者を一万五千人も虐殺する国と日本は異なる。親日的な発言をすると社会的に抹殺される(実際に殺害された人もいる)国と日本は異なる。そうした国内の基準で他国の首相を批判するのはお門違いだ。そうしたことを繰り返して、何が「関係改善」だろうか。

 こうした中・韓の批判の連鎖を許した責任は当時の首相だった中曽根氏にある。反日マスメディアが「靖国参拝」を問題だと騒ぎ出した時に、毅然と「思想信条の自由に基づき参拝している」と撥ねつければ中・韓の反日マターになっていなかった。
 真榊奉納ではなく、安倍氏は靖国参拝をすべきだった。中・韓の反日プロパガンダに少しでも怯むと、それは中・韓が外交マターとして有効だと評価させるだけだ。日本国内では日本憲法にこそ安倍氏は従うべきで、安倍氏の勝手な憲法解釈をしてはならないし、中・韓への憲法規定無視の批判に配慮してはならない。


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