「戦争法」はジャパン・ハンドラーたちの「要望書」のカンコピだ。

<「この夏までに成就させる」。安倍晋三首相は五カ月前の訪米中、米議会での演説で安保法成立を約束した。まだ法案を閣議決定する前で、国民も国会も内容を知らない段階だった。
 だが、集団的自衛権の行使容認を含む安保法の内容は五カ月前どころか三年前に予想できた。米国の超党派の日本専門家が二〇一二年にまとめた「アーミテージ・ナイ報告書」だ。
 アーミテージ元国務副長官、ナイ元国防次官補らが共同執筆し、日本に安保法の制定を求めていた。両氏は、一般に「知日派」と訳される「ジャパン・ハンドラー」の代表格。報告書の影響力からすれば、文字通り「日本を操っている」ようにも映る。
 報告書は日本に米国との同盟強化を迫り、日本が集団的自衛権を行使できないことを「日米同盟の障害となっている」と断じた。
 自衛隊の活動範囲の拡大や中東・ホルムズ海峡での機雷掃海も求め、南シナ海での警戒監視活動の実施も要求。国連平和維持活動(PKO)でも、離れた場所で襲撃された他国部隊などを武器を使って助ける「駆け付け警護」の任務追加の必要性を強調した。かなり具体的な内容だ。
 これらの方向性は、ほぼ安保法に網羅され、首相は集団的自衛権行使の事例として、ホルムズ海峡での機雷掃海にこだわり続けた。防衛省は安保法の成立前から、南スーダンでPKOを続ける自衛隊に駆け付け警護の任務を追加することや、南シナ海での警戒監視活動の検討を始めた。
 報告書では、情報保全の向上や武器輸出三原則の見直し、原発の再稼働にも言及。特定秘密保護法の制定、武器輸出の原則解禁、原発再稼働方針に重なる。安倍政権は一二年の発足以降、これらすべての政策を手がけてきた。
 「(安倍政権の政策は)そっくりそのままだ。こういうのを完全コピー、『完コピ』と言う。すべて米国の要求通りに行っている。独立国家と呼べるのか」
 生活の党の山本太郎共同代表は安保法の参院審議で政権の姿勢を批判した。
 首相は安保法の運用に関し「政策は日本が主体的に判断し、米国の言いなりになるものではない」と説明。同時に「日米同盟が完全に機能することで抑止力が高まる」とも強調する。
 違憲の指摘にも、国民の反対にも耳を貸さず、集団的自衛権の行使容認に踏み切った安倍政権。米国から具体的な要求を受けた時、主体的に判断できるのか。報告書と、安保法をはじめとする政権の政策の関係を見る限り、疑問と言わざるを得ない>(以上「東京新聞」より引用)

 長々と東京新聞の記事を引用したが、ぜひとも熟読して頂きたい。安倍自公日本政府は完全に米国のジャパン・ハンドラーたちに操られている。というよりも米国の傀儡政権で、さすればこそ日本国憲法よりも「私が良いと言っている、私は総理大臣ですよ」といった安倍氏の醜悪さが理解できる。
 安倍氏は日本の上に米国政府が存在していると思っているのだろう。日本国憲法も米国に押し付けられたものだから、日本国憲法の理念と違えても米国が是認する限り問題ないと解釈しているようだ。安倍自公政権とその協力者たちは立憲主義の何たるかが丸っきり解っていないようだ。

 日本は未だにGHQの支配下にあるかのようだ。サンフランシスコ条約締結とは一体なんだったのだろうか。独立国家日本の国民として、安倍自公政権とその仲間たちこそが日本の国土と国民をそっくり米国に売り渡す国家反逆者である、と断定せざるを得ない。
 安倍自公政権の犯罪を国民は弾劾し続けなければならない。9.18の日本を米国に売り渡した日を、日本国民は今後毎年「記念行事」を行って忘れることなく、売国奴たちを永遠に非難し続けなければならない。国家と国民を他国に売り渡すことがどれほど深刻な国家に対する反逆行為かを、国民は理解し、決して忘れてはならない。


このブログの人気の投稿

それでも「レジ袋追放」は必要か。

麻生財務相のバカさ加減。

無能・無策の安倍氏よ、退陣すべきではないか。

経団連の親中派は日本を滅ぼす売国奴だ。

福一原発をスーツで訪れた安倍氏の非常識。

全国知事会を欠席した知事は

安倍氏は新型コロナウィルスの何を「隠蔽」しているのか。

自殺した担当者の遺言(破棄したはずの改竄前の公文書)が出て来たゾ。

安倍ヨイショの亡国評論家たち。