安倍政権は日本の国民と国土を守れ。

 安倍首相は黄門漫遊記のように世界各地を専用機で漫遊して、バラバラと資金援助を勝手にしているが、それどころではないだろう。今日で東日本大震災・津波被害から四年半だが、いまだに15万人が避難仮設住宅で生活しているし、福一原発は放射能水蒸気発生器になったままだ。
 国家と国民を守るために安倍政権は一体何をやっているのか。自衛隊を米国の戦争の三下に使役する暇があったら、災害復興に使ったらどうだ。昨日常総市の堤防決壊被災映像をリアルタイムで見ていて、なぜ海岸に無数に設置している消波三角テトラポットを投げ込んで堤防の根とし、そこに大量の大型土嚢をヘリで投下しないのか、疑問に思った。

 三角テトラポットを数十個も投げ込めば堤防の根として水圧に耐えられるはずだ。そうした機敏に堤防決壊に対処できる準備を政府の責任で常に研究開発しておくことが必要ではないだろうか。
 他国への資金援助などは国連があるのだから、国連に任せておけば良い。日本は国連では未だに「敗戦国」扱いにされている。その国連に対しても、日本は他の国と比して必要以上に資金を提供している。中国が日本のGDPの二倍もの経済大国だと威張り散らす常任理事国なら、それに似合った負担金を負うべきだ。

 それにしても自衛隊の救援活動には頭が下がるが、なぜ自衛隊は水害時の救援用として、フロリダ警察が常用しているようなアルミ製折り畳みのペラで水上を走るボートを常備していないのだろうか。それなら軽くてヘリで運べるし、被災地で組み立てればヘリよりも安全に多くの被災者を運搬できる。
 何度も水害に見舞われている日本で被災者を迅速に安全に運ぶ機器をなぜ研究・開発していないのだろうか。旧態依然とした道具しか見かけないニュース映像を見て、この国の政府関係者たちは一体何をやっているのかと怒りさえ覚える。

 速やかに決壊した堤防を塞いで、流入する水(実は水よりも泥土の方が被害を大きくする)を一刻でも早く止めることが必要だ。その手法を研究開発して、すべての自衛隊部隊の基地に配備しておくべきだ。
 自衛隊は国土防衛と国民の生命の保全のためにある。米国の戦争に加担するためにあるのではない。それは憲法で明確に規定されている。安倍自公政権は何を血迷ったか「戦争法案」という違憲立法を行ってまで、自衛隊員を米国の戦争の犠牲に仕立てようとしている。他国のことよりも、まずは自国と国民のために、安倍自公政権は働け。


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