自公の国会議員はソクラテスにあらず、単なるガキの集団だ。

「悪法といえども法なり」と、逃亡を勧める弟子たちを諭して、ソクラテスは処刑を命じた法に従って毒杯を煽いだという。いかに日本国憲法が自分たちの意に反するからといって、無茶苦茶な「解釈」を加えて異質なものに変貌させるのはソクラテスの振る舞いではなく、逃亡を勧めたガキの所業だ。
 あまつさえテレビ出演した高村副総裁が「私が合憲だといっているのだから「戦争法案」も合憲だ」とは開いた口が塞がらない。そういえばカジノ法案を国会に提出しようと虎視眈々と狙っている政党があるという。国民の社会生活や福祉を考えるなら他にやるべき仕事はいくらでもあるが、彼らは国民にではなく博奕稼業のヤクザに奉仕しようとしているかのようだ。

 博奕に熱狂して幸福になるのは胴元だけだ。古今東西、博奕では胴元が客を食い物にして荒稼ぎするのが通り相場だ。株式相場という世界公認の博奕相場を展開してハゲ鷹たちを儲けさせたと思ったら、「戦争法案」で日本は攻撃型兵器を普通に買い入れる国として死の商人たちを儲けさせようとしている。
 さらにカジノ法案だ。この国の政治家たちに哲人ソクラテスになれといっても無理な注文だろうが、せめては「国民の生活が第一」の当たり前の政治を行って戴きたい。地球の裏側へ出掛けて行って米国の肩代わりにドンパチするのは明確に「戦争放棄」を定めた日本国憲法にそぐわない。「自衛権」という概念を持ち込んで、なんとか自衛隊を合憲化しているが、それも周辺事態までの話だ。遠くへ出掛けて行って敵と戦争をすることにまで「自衛権」を適用するのは三百代言というものだ。

 そうした米軍様様の態度を日本政府はいい加減改めるべきだし、日本のマスメディアは独立国とは言い難い日本の現状をもっと国民に報せるべきだ。たとえば日米地位協定であり、首都圏空域などを国民にもっと知らせなければならない。
��横田進入管制区、通称「横田空域」と呼ばれる1都8県(東京都、栃木県、群馬県、埼玉県、神奈川県新潟県、山梨県、長野県、静岡県)に及ぶ広大な空域の航空管制は横田基地で行われています。
 「横田ラプコン(RAPCON: Radar Approach Control の略)」とも呼ばれるこの空域はアメリカ空軍の管制下にあり、民間航空機であっても当該空域を飛行する場合は米軍による航空管制を受けなければなりません。
 許可を受ければ、米空軍の管制の元で横田空域内を飛行することが可能なのですが、許可が下りるかどうかは無保証であり、一便ごとに毎日許可を申請することは非現実的であるため、ほぼ全便が迂回する経路を取っています。
 同空域は1992年(平成4年)に約10%、2008年9月25日に約20%が返還され、現在は高度約7000mから約2400mの、東から西に高い6段階の階段状となっています>(<>内「ウィキペディア」引用)

 日本の首都圏の空域は完全に米軍に制されている。こんな独立国は世界でも極めて稀だ。日本政府がまず最初に戦うべき相手は米国であり、そのためには憲法改正して陸海空の三軍を日本は保持する、と明確に憲法に書くべきだ。そして堂々と米軍に帰国願うべきだ。
 日米安保条約は是とするも、日本を属国扱いする米国には「いい加減にしろよ」と窘めなければならない。そのためには米国隷属に歓喜の喜びを感じているSM売国奴政治家たちにお引き取り願うしかない。日本は戦争放棄を堅持するも、日本に侵攻する国があれば敢然と単独で減退する国になるべきだ。ガキのようにパワーゲームに没頭している国連の「常任理事国」支配体制を否定する新世界秩序を日本は提唱すべきだ。現政府は日本の「常任理事国」入りを切望しているが、この国の未来をどうするつもりだろうか。政治家諸氏にソクラテスになれと望むのは無理だとしても、せめてはガキから大人に成長しようではないか。


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