安倍氏の反論は民主主義を履き違え驕り切った人の妄言だ。

 安倍氏がこの夏の国会で安保法制改正を成立させると米国議会で表明したことに対して、野党の国会議員から反発が上がっていることに関して「選挙で勝った政党が公約を国会で成立させるのは当然のことで、私は間違ったことを言っていない」と強弁したという。
 それなら自公は先の選挙で安保法制を「世界の何処でも戦争できるように改正する」と表明して、それを公約に掲げて選挙を戦ったのだろうか。安倍氏が国民に選挙で公約したのは地方創生と消費税を10%に増税する時期を半年だけ先延ばしにする、ということだけだった。それだけのために安倍氏は国会を解散して選挙準備していなかった野党を騙し打ちにしただけだ。

 安倍氏が胸を張って「選挙に勝った政権が公約を実施するのに何の問題があるのか」と開き直られる公約を掲げた選挙をやっていない。原発に関しても再稼働を急ぐとした公約を掲げて自公が選挙を討ったことは一度もない。そのくせ政権を執ると突然言いたいに政策を打ち出し、多数を恃みに得て勝手をやりだす。
 翼賛マスメディアに巣食う言論人は安倍氏の言辞に賛辞を送っているようだが、米国議会の英語弁論を聞いた限りでは彼が真面目に英会話を勉強していなかったことだけは明らかに判った。その彼が米国に留学していたと自ら披瀝するのを聞いて、彼は一人でファストフードへ行ってハンバーガーすら食べたことがないのではないかと思わざるを得ないほど、彼の英語は稚拙だった。なぜそれほど英語が苦手なら、なぜ日本語で演説をしなかったのだろうか。

 米国に自衛隊もTPPも何もかも差し出して、やっと米国議会で演説する機会を得た割には、準備不足な稚拙な演説だった。それは英語だけでなく、日本国民と説明していないどころか、国会で審議入りすらしていない「安保法制改正」与党協議の合意ペーパーでしかないものを、日本で明らかにする前に日米がインドラインにそれを盛り込み、米国議会で夏までに成立させると確約したのだ。これほど国会と国民を舐めきった政治家は空前絶後だ。


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