今こそヤ野党政治家は「国民の生活が第一」の政治へ回帰せよ。

 橋本氏が政界を去ると表明した。それはそれで一つの時代が終わることを強く印象付けるものだ。
 つまりテレビで名を売ったタレントが選挙で当選し、シングルイッシュー「大阪都構想」がさも大事業でもあるかのように喧伝して第三極とマスメディアも囃し立てた。それにより小沢一郎氏という民主党の正統派を追い出す「マガイモノ」民主党政治家たちの自己矛盾を隠蔽した。

 何を隠蔽したかというと、それは民主党の国会議員でありながら自民党的な政策を突如として掲げた悪辣さをだ。自民党的な政策とは米国の1%・ハゲ鷹投機家たちに奉仕する政策の強硬だった。2009マニフェストに謳っていた未来への投資・子ども手当の反故と「TPP参加」であり、最低年金一律化の放棄と「辺野古移設」容認だった。そして菅氏が狂ったように叫びだし野田氏もそれに続いた「消費増税10%」というデフレ経済下の日本をさらに景気を悪化させるだけの愚策に突き進んだことだ。
 それはまさしく「財務官僚が第一」の政治であって「国民の生活が第一」の政治の否定に他ならないものだった。せっかくマトモな民主党の国会議員とその支持者たちが手に入れた政権を台無しにする愚行の挙句、小沢氏たちマトモな政治家とその仲間を民主党から追い出し、後はクズのような政治すばかりが大きな顔をして民主党を名乗っている。簒奪された民主党に我々は何ら共感を抱かない。滅んでも構わないとすら思っているし、現行の民主党なら解党すべきが本来ではないかとすら考える。

 マトモな政治家なら米国隷属が日本の生きる道だとか決して考えず、日本は真の独立国家になるべくアジアで屹立した存在になるべきだ。あくまでも自衛隊が軍事力を行使すべきは周辺事態に限定し、日本の国土と国民を守るために強く限定されるべきだ。
 集団的自衛権といえども地球の裏側へノコノコ出掛けて行く必然性が何処にあるというのだろうか。ホルムズ海峡の封鎖が日本国民の生活に壊滅的な影響を及ぼすと考えているのなら、政治家なら原油の購入先を世界各地に分散化させるべきが政治家としての仕事ではないだろうか。食糧が途絶えたら、と考えるのなら、なぜ減反政策を長年やってきたのだろうか。なぜ小麦粉の代わりに米粉を使ったパンを普及させようとしなかったのだろうか。米粉のパンの良さを日本国民に浸透させれば、米を減反して生産調整する必要はなくなるだろう。

 自分たちの怠慢や勉強不足を「国民の危機」として宣伝するのは自公政治家の愚かさを自ら暴露することに他ならない。一般国民も国民だが自衛隊員も日本国民だ。国民の生命を守るというのなら、日本にとって大儀なき米国の戦争で自衛隊員を死なせてはならない。
 日本の政治家なら日本国民にとって最善の方途を探るべきだ。米国議会で演説させてもらうことに目が眩んで、米軍に自衛隊員の命を差し出すなぞという愚かなことをやってはならない。そして周辺事態で日本に侵略軍が侵攻して来るのなら、自衛隊員だけを死なせはしない。我ら日本男児は一致団結して国民のために銃を手にして戦う。決して卑怯な国民ではない。

 そうした基本的な政策合意のできる野党議員が結集して、マトモな野党再編が行われることを心から願う。


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