第二自民党の民主党はこの国に不要だ。

<民主党の枝野幸男幹事長は27日、統一地方選後半戦が終了したことを受け、党の戦いぶりについて「底打ちというよりも土俵際で歯を食いしばっている状況」と総括した。国会内で記者団に語った。枝野氏は前半戦が終了した際、「底打ちして戻しつつある流れはできた」と発言、党内から「危機意識の欠如だ」などと批判を招いており、より厳しい認識に改めた。
 枝野氏はまた、統一選全体を通して低投票率が目立ったことに関し、「4年後はわれわれが積極的な候補者擁立をして激戦、接戦の状況をつくる責任がある」と語り、民主党が与党との対立構図をつくれなかったことも一因との見方を示した>(以上「時事通信」引用)

 まだ「土俵際で頑張っている」などと寝とぼけたことをノタマッテいるとは。民主党に危機感は皆無のようだ。地方議員の総数で民主党所属の議員数は共産党議員数に遠く及ばないのが現状だ。
 それもこれも政権にあった日に、官僚下請政党に成り下がって、党代表が(つまり首相が)自民党の総裁と全く変わらずに消費税10%にすべきだと叫んだからだ。それで一瞬にして民主党支持者の多くが潮が退くように民主党のもとを去った。官僚下請政党なら自民党の方が長年の実績があるから、民主党に任せる必要はないから弊衣のように投げ捨てられたのだ。

 投げ捨てられた弊衣が新しい衣装を纏ったのなら、それなりに支持者が戻るはずだが、馬鹿な民主党の国会議員はこともあろうに「安倍氏は10%実施を先延ばしにして、財政規律の回復を遅らせた」などと財務官僚のペーパーそのものを予算委員会で読む始末だ。
 バカバカしいにも程がある。なぜ経済成長策を強力に実施してGDPを拡大すれば税収は税率を上げるまでもなく増加して、財政規律は早期に達成できる、という論旨で議論を展開しないのだろうか。消費増税を一日も早く上げて軽減税率も導入するな、というのなら財務官僚下請政党の自民党とどこが異なるというのだろうか。

 集団的自衛権の議論ですら米国隷属・自公政権に引き摺られて、些末なホルムズ海峡封鎖の事態とは、などといった末梢の議論に矮小化している。なぜ周辺事態に対処するのが「自衛隊」の限界ではないのか、という議論を堂々と展開して、憲法の解釈改憲は立憲主義を冒涜していると自公政権を批判しないのだろうか。それでも憲法と平和を守る民主党だろうか。
 集団的自衛権といった隠れ蓑の下で、米国の下請けに成り下がる自衛隊員の気持ちを考えたことがあるのだろうか。日本の平和とは程遠い、米国の利権の傭兵として中東で戦争に巻き込まれ自衛隊員が戦死してからテンヤワンヤの議論を始めても何にもならない。なぜ、自衛隊が展開するのは日本の領海と周辺海域に限ると限定しないのだろうか。それが民主党の党是とならない限り、民主党支持者たちが再び民主党の元に戻ることはあり得ない。

 民主党の国会議員諸氏は党が消滅へと着実に向かっていることが解らないのだろうか。第二自民党と化した民主党はこの国に必要ない。さっさと解党して消滅することをお勧めする。
 そして自民党になりたかった連中は自民党に入党すれば良い。真の民主党員は小沢一郎氏の許に参集して、自公政権に対抗する第二極を形成することだ。断じて『維新の党』などは第二極でも第三極でも何でもない。維新の党は自民党の補完政党に他ならない。大阪都構想などといった『目晦まし』で民主党の瓦解を速めただけで、維新の党はいつか自民党に合流する類の党だ。

「国民の生活が第一」の政治を行う政党が一日も早く旗揚げされんことを心から願う。国家のためや、米国のため、の政治を推進する似非・愛国者の自公政権にはウンザリだ。日本国民生活までも米国に差し出すTPPを推進して、国家百年の計を誤る安倍自公政権には一日も早く退陣してもらいたい。そうした危機感もなく、「民主党は土俵際だ」とは枝野氏は「直ちに健康被害はありません」と発言していた官房長官時代と少しも変わらない能天気な政治家だ。


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