危機感の薄い「文化財」関係各位の人たち。

<奈良や京都の寺社などで油のような液体が相次いでまかれた事件で、奈良県警は10日、新たに東大寺(奈良市)など3寺社で被害が見つかったと発表した。東大寺では、国宝の大仏殿と南大門でシミが確認された。
 県警生活安全企画課などによると、同日午前6時40分ごろ、東大寺の職員が発見し、警察に届け出た。
 大仏殿では、大仏が座る「基壇」という石製の部分と、基壇の上の大仏を囲む「欄干」の一部に点状のシミが広がっていた。南大門は、西側にある金剛力士像「阿形」の周りを囲む木製の柵にシミの跡があった>(以上『時事通信』引用)

 これまで京都奈良の寺社仏閣や二条城などの文化財に油らしき液体を撒いて拭い難いシミをつくる卑劣な犯罪が相次いでいるが、東大寺南大門などにもその害が及んだとの報道に接して文化財を預かる人たちの危機感の薄さに腹立たしさを感じる。なぜ監視を厳しくして、被害を防ぐ万全の体制がとられていなかったのだろうか。
 日本の文化財を貶める卑劣な犯人は次々と犯罪を重ねている。それらに防犯カメラは設置されていないのだろうか。犯行現場にはないとしても、そこに到る道々に防犯カメラがあったとしたら、早急に人物認識ソフトを導入して各箇所のビデオを検証することだ。そうすれば各地のビデオから特定の人物がピックアップされるはずだ。

 なぜ警察当局はそうした手法を初期段階から導入して特定された容疑者像をマスメディアで公開していれば、これほど累犯が各所に及ぶことはなかったのではないだろうか。これまで京都奈良に訪れる観光客の多くは日本国民で、国民共有の文化財を毀損するなどということは想像だにしなかったはずだ。
 しかし安倍自公政府による観光客増大キャンペーンで韓国や中国から大勢の観光客が日本を訪れるようになった。国内に滞在する外国人も230万人を超えて、日本の文化財を尊重し敬意を払わない人たちも増えている。今後とも監視体制を万全のものとして、累犯を防がなければならない。関係各位の一層の奮励を望む。


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