「安倍談話」は誇りあるものに。

 欧米諸国が政府談話を発表するに際して、どこも「過去の植民地支配した人々に痛切な反省」を表明していないにもかかわらず、日本だけが「併合」の地の人々に「植民地支配」を反省しては国際的に誤ったシグナルを起こることになる。欧州諸国は植民地支配の人々に対していかなる非道なことを行ったか、知っているだろうか。
 若い現地人の女性を見つければ、場所を問わずいついかなる時でも犯して良いことになっていた。そして生まれた混血男児は欧州人の血をひく者として対現地人の兵士として雇用した。そして優秀な現地人の子供を見つけると、後々の災いを防ぐために両手首を切り落とした。

 もちろん欧州諸国は植民地からプランテーション経営などで過酷な収奪を行った。インドでもたびたび現地人の大規模な反乱がおこっている。そうした状態が数百年も続いた。
 日本の「併合」は断じて「植民地」ではない。現地人を日本人が場所を問わず何時でも犯すことはなかったし、犯せば「犯罪」として裁かれた。それは軍隊でも同じことだった。そして東南アジアの国々が欧米の「植民地」から独立するきっかけとなったのは日本軍によって支配者の軍が敗れて敗走する姿を見たからだ。アジア人でも白人を負かすことが出来る、という独立への道標となったのは日本軍の進軍だったことは明らかだ。

 中国へ進軍したのは欧米諸国に遅れてはならないとする当時の先進諸国が常識としたの軍国主義に仲間入したに過ぎない。満州にはソ連が触手を動かし、隙あらば雪崩込もうとしていた。それに対する備えが中国になかったため、日本は国土防衛のために満州地域へ進軍し開発に乗り出した。その当時に日本が投下した満州鉄道などの社会インフラ投資が後々の中国東北部の発展にどれほど貢献したか少しは評価すべきだろう。
 中国で戦争をしていたのは日本だけではない。中国人を虐殺したのはむしろ共産党軍などの中国人だ。そうした事実の顕彰もなく、お人好しに「すべては私が悪かった」と謝罪するのは危険だ。それは国際社会に誤ったシグナルを送ることになる。

 朝日新聞が謝罪した後の今も尚、アムネスティなる団体は「従軍慰安婦」を問題にして日本政府に賠償すべきと批判している。朝日新聞の思惑は世界的な団体を反日勢力に仕立て上げるのに成功した。そして「村山談話」は日本国民の歴史に対する誇りを毀損し、多くの文化人たちを自虐史観に閉じ込めるのに成功している。
 近隣諸国の日本批判の口実を与えたのも朝日新聞やそれに追従する反日文化人たちや「村山談話」や「河野談話」だった。なぜ確定した過去を現代の常識で断罪しなければならないのだろうか。それなら欧米諸国の政治家たちは日本の数十倍も世界各地で謝罪行脚を繰り返さなければならないだろう。そうした謝罪ごっこから一体何が生まれるというのだろうか。

 誇りある独立を貫いた日本の誇りある歴史を「自虐的」に捉えてどうするつもりだろうか。歴史を繰り返してはならない、というのなら、立憲主義の原則を貫くことだ。時の勢いに流されてナアナアで無原則に法律を運用することの恐ろしさを日本国民はまだ骨身に沁みていないのだろうか。
 日本の自衛隊は日本の防衛のためにある。米軍の三下奴ではない。ましてや日本は米国の属国でもない。真の独立を果たすために、米軍が一日も早く国内のすべての基地から撤退するにはどうすべきかを考えるべきだ。そのための未来志向の叡智を「安倍談話」に凝縮すべきだ。何も出さないほうが良いが、出すのなら謝罪のバーゲンセールはやめて、未来志向の誇りあるものにすべきだ。例として挙げるなら聖徳太子が中国隋の皇帝に出した挨拶のようなものであるべきだ。


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