「われ一粒の麦なれど、」の心境だ。

 安倍自公政権に対して、その危険性と誤りを日々このブログで警鐘を鳴らして来たが、その結果はご承知の通りになってしまった。毎日書き連ねるブログの読者は数百人と、全国一億人と比較すればまさしく大海の一滴というべきだろう。
 マスメディアの視聴者数と比較すれば圧倒的な差で、お話にならない。当然、その影響力も圧倒的な差であることは想像することすら無駄に思える。しかし「われ一粒の小麦なれども」と、かつての考古学者の心境になるしかない。

 一粒の小麦なれども大地に零れ落ちたなら、芽を出しやがて穂に沢山の麦の種を育てるだろう。このブログで「育てる」などとおこがましいことはいえないが、読者に何らかの示唆を与えることが出来るなら無上の喜びだ。
 アベノミクスはマネーゲームだと批判してきた。しかし選挙結果を見る限りでは、国民はそうは思っていないようだ。確かな経済成長の手応えを実生活で感じているのだろう。

 だが現実はそうではない。日銀の短観で経済見通しはマイナスに転じた。それも大手に経済「悪化」を感知している企業が過半数を超えたようだ。
 だとすれば国民が感知しているアベノミクスはマスメディアが想像空間に映し出した虚構に過ぎない。マスメディア、とりわけテレビは実態不明な現象を疑似体験として視聴者に信じ込ませる能力が高い。それを知っていち早く選挙に利用したのがケネディだといわれている。

 安倍氏は応援演説で原発再稼働や集団的自衛権を徹底的に隠した。そして都会でも実感している人たちの少ないアベノミクス効果を「地方に届ける」と郵便配達員のようなフレーズを繰り返した。
 しかし実際にいかなる手段で「アベノミクスを地方へ届ける」のかは触れられなかった。なぜならアベノミクスそのものが幻影に過ぎないからだ。そうした安倍政権の政策による経済効果は皆無だ。なぜなら経済政策は大盤振る舞いの公共事業以外には何もないからだ。ただ、消費増税により個人消費が想定以上に委縮しただけだ。

 今後とも事実を事実として「日々雑感」に書き連ねる所存だ。「われ一粒の麦なれど」の心境で、マスメディアの嘘を暴いて事実を淡々と読者に届けるつもりだ。


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