勝てば正義というが、不正義は勝っても不正義だ。

 厚かった中間層を貧困層へ突き落とし、さらに格差を拡大する自公政権が2/3以上の議席を獲得したとしても、国民に仇なす政権であることに変わりない。勝っても不正義は不正義だ。
 正義だから勝つと限らないのは歴史が証明している。不正義な連中が勝利して政権を盗り国家を樹立したところで不正義の歴史が覆ることはない。そうすると、歴史を改竄し捏造して正統性を主張するしかない。

 中共の中国や韓国がそうだが、国内政治にしても同じことがいえる。貨幣価値下落策に過ぎないアベノミクスを、さも素晴らしい経済政策であるかのように宣伝しているが、貨幣価値の下落策は悪性インフレを招くだけだというのは歴史が何度も証明している。
 それでも安倍氏は「選挙で支持を得たからアベノミクスを地から強く推進する」と勘違い発言している。勝っても不正義は不正義だ。経済成長策を伴わない貨幣価値下落策のアベノミクスは国民を貧困に陥れろ愚策に過ぎない。古今東西の経済学者の書物を紐解くまでもなく、国民は肌で知っている。

 それでも国民は安倍自公政権を勝利させた。マスメディアの日々たゆまざる教洗活動の成果だろう。勝手に財務官僚と政治家が結託して積み上げた国債残の山を「国民の借金だ」と何年も日々教育・洗脳をマスメディアが続ければ「ああ、そうなのか」と国民は思い込んでしまう。「だから生活が苦しくとも、借金の返済はしなければならない」と純情にも覚悟を決める。
 それを横目に、官僚たちはわが世の春を謳歌して報酬やボーナスを上げて「国民の借金」を積み重ねる。社会保障費の増大により歳出削減は困難だ、と拡大予算を組み続けるが、国民年金は相変わらず生活保護費以下の暮らせない年金支給額に留められたままだ。その一方で官僚たちの加入する共済年金は平均支給額で月額30万円を超えている。

 不正義は勝っても不正義のままだ。正義が必ずしも勝つとは限らない。それが世の常だ。だから自公政権とその支持者たちは「われらが正義」と思い上がらないことだ。


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