中・韓に対して安易な妥協を図るべきではない。

 北京APECに参加している韓国朴大統領と安倍氏が夕食会で隣り合った席に座った際に話し合い、慰安婦問題で日韓が関係を前進させることで合意したと報じられている。しかし慰安婦問題で韓国と話し合う必要が日本にあるのだろうか。
 韓国朴大統領が世界各国へ出掛けては「従軍慰安婦」問題を持ち出して日本政府を批判してきた「告げ口外交」は根拠なき捏造に基づくものだと明らかになっている。韓国朴大統領と話し合うよりも、むしろ韓国朴大統領が執拗に「従軍慰安婦」問題を世界に宣伝して日本の国家と国民の名誉を著しく毀損した行為を真摯に謝罪すべきだ。そして米国内だけでも10ヶ所も建立された「従軍慰安婦像」の撤去を日本政府に約束すべきだ。

 そうしたことなくして、韓国政府といかなる譲歩もしてはならない。現在の日韓関係を何とかしようと画策する外務省の立場は理解できるが、ここで安易に譲歩しては「膿の根」を残して傷口を縫合するようなものだ。未来の日韓関係に禍根を残すことになる。
 それは中国とも同様だ。安易に習近平氏と妥協を図ってはならない。尖閣諸島に中国の足掛かりを残したり、純粋に日本の国内問題の靖国参拝に中国政府の介入する余地を残してはならない。そして中共政府が「対日戦勝70周年」と謳っている中共政府の諸行事が「マヤカシ」であることを日本は中国民に教えるべきだ。なぜなら日本が敗戦を迎えた当時、中国を支配し国家を代表していたのは国民党政府だったからだ。中共政府の中国が成立したのは1948年のことだ。歴史を捏造して「戦勝国」だと大きな顔をして国連常任理事国の椅子に座っているが、中共政府は戦後に国民党政府から簒奪したものに過ぎない。

 歴史解釈は好きにすれば良いが、事実としての歴史は一つしかない。中共政府は日本に戦勝したことのない事実を言い繕うために「一つの中国論」を世界に押し付けて、国民党政府も中共政府も連続した『中国』だと存在を捏造している。
 しかし国民党政府の中国は台湾に存在し、中共政府がいかに「一つの中国論」を主張しようと中共政府が国民党政府の台湾を支配していないのは誰の目にも明らかだ。中共政府はミットモナイ嘘を強弁するのもいい加減にして、常識的な振舞いをすべきだろう。

「裸の王様」に「あなたは丸裸ですよ、恥ずかしくありませんか」と教え諭すのも日本の役目ではないだろうか。まさしく中・韓両国は「嘘」という裸の衣装をまとった「裸の王様」国家だ。
 その恥ずべき「裸の王様」国家に対して、日本は戦後の乏しい外貨の大半をはたいて援助し支援してきた。しかし「裸の王様」国家は裸である現実を恥じてマトモな衣装を着ようとはしなかった。
 人は成功体験を容易に忘れられるものではないようだ。中・韓は日本を戦争で批判すれば幾らでも無償援助すると思っている。そう思わせたのは外務省の責任だ。相手国に対して主張すべき「事実」を遠慮したり、抗議するにしても婉曲に分かり難い表現を用いたりして来たツケが溜りに溜まっている。中・韓の「裸の王様」国家がマトモな衣装を着るまで、日本は中・韓に対して「あなたは裸ですよ」と言い続けるべきだ。それだけで良いし、それ以上の関わりを持つべきではない。


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