無名の作家の卵たちの板「小説家になろう」の『蒼穹の涯』を読んで伊藤博文への理解を深めよう。

 明治時代の伊藤博文は広く知られているが、その生い立ちは必ずしも詳らかでない。いかにして長州藩周防国束荷村の百姓の倅が中間となり藩士となったのか、本に装丁されて刊行されている小説でなかなか知ることはできない。
 そうした中で、渾身の精力を傾けて原稿800枚を超える長編小説を無名の作家の卵が描いている。なにとぞ一読下されば伊藤俊輔がいかなる人物か、お分かりなられると思います。来年の大河小説で伊藤俊輔役を「劇団ひとり」が演じるようだが、彼は決して軽いお調子者ではなかった。時代を見抜く慧眼を備えていながら、決して人の前に立とうとしなかった。

 しかし伊藤俊輔は高杉晋作の『功山寺決起』に呼応して、彼が隊長を務める「力士隊」二十名を率いて参集した。それはほとんど無謀な、九分九厘失敗して逆賊として捕えられて斬首に処せられると誰もが思うものだった。
 だが、二年前に密留学していた英国から帰国した伊藤俊輔は高杉晋作の決起が長州藩のみならず日本にとって必要だと解っていた。それは損得でも理屈でもなく、日本を欧米列強の侵略から守るには討幕が必要で、そのためには長州藩政の主導権を俗論派から奪還するしかないという固い信念だった。

 という続きは是非とも『蒼穹の涯』を一読して頂きたい。無料でタブレットなどに電子小説としてダウンロードできるようになっています。


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