「オレサマ族」の蔓延を嘆く。

 幹線道路沿線のマックに入ると駐車場に「お持ち帰り」のはずの包装ゴミが散乱していた。夜中に数台に分乗してやって来た若い男女の客が「お持ち帰り」を注文して駐車場の車の中で食べて、ゴミを窓から投げ散らすのだという。
 彼らに注意するとキレて騒ぎ出すので放置しているが「困ったものだ」と店長は嘆いていた。しかしキレて大声で騒いでも注意すべきは毅然と注意すべきだ。

 現代社会に「オレサマ族」が蔓延している。それはなにも若者に限った現象ではなく、幼稚園の運動会などで規則を守って運動場の外からデジ・ビデオで撮影していると、平気でアングルに映り込んで撮影する不心得者がいる。それもいい歳をしたジジ・ババだから困ったものだ。
「オレサマ族」の蔓延は国内の不心得者だけではない。小笠原諸島の近海には深海100m前後に生息する「赤珊瑚」を獲りに百隻を超える中国船が大挙して押し寄せているという。中国近海は中共政府が「赤珊瑚」保護に乗り出して獲るのを禁止しているから、小笠原沖までやってくるのだそうだ。

 それを取り締まる当該海域の海上保安船は僅かに三隻で、まるで話にならないそうだ。それも尖閣諸島に出没する中国船の警戒に手を割かれているため、小笠原近海の警備が手薄にならざるを得ないからだそうだ。
 それをいいことに、中国船が大挙して押し寄せて「海の宝石」と呼ばれる貴重な資源を乱獲している。中国はまさしく「オレサマ族」の塊のような国家だ。さらに、日本は近隣諸国に「オレサマ族」国家を三国も抱えている。いうまでもなく南北朝鮮とロシアだ。「オレサマ族」の跋扈には手を焼いているが、切歯扼腕して眺めるしかないのだろうか。

 ただいえることは自分までも「オレサマ族」を真似てはならないことだ。マックの駐車場をゴミ箱と化した若者たちは、やがて「オレサマ族」の背中を見て育った子供を抱えて苦労するだろう。それが因果応報というものだ。
 運動会や各種行事で他人のアングルに映り込むのも構わず入り込んで撮影するジジ・ババの子供たちも、おそらく立派な「オレサマ族」に育って、さらに孫を「オレサマ族」に育てるべく、背中で教育していることだろう。
 そうした連鎖を断ち切るためには「オレサマ族」は格好悪い所業だということを社会が規範となって個々人に教えなければならない。かつては雷親父がいて界隈の者の所業を躾けたものだが、現代社会では雷親父が反対に殴られる始末だ。

 小笠原近海に大挙してやってくる中国船を中国民が世界的な資源を枯渇させて迷惑を掛ける所業だと非難する世論を形成するなら大したものだが、事実を確認することなく中共政府のプロパガンダに踊らされて「反日」を演じているようでは話にならない。
 せめては国内の「オレサマ族」撲滅に善良な日本国民は団結しようではないか。他人に迷惑を掛ける所業は格好悪いことだと徹底して教え込もうではないか。


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