理不尽な殺人には「理不尽」な刑罰を科すべきだ。

 突然理由もなく人生を奪われる以上の理不尽さがこの世にあるだろうか。<埼玉県入間市の路上で15日、近くに住む大東文化大3年の女性(21)が刺殺された事件で、殺人の疑いで逮捕された同市の日本文化大2年の男(20)が「もやもやして、鬱憤を晴らしたかった」と供述している>(以上『沖縄タイムス』引用)
 鬱憤を晴らす前に逮捕された男は友達に近所のコンビニにかわいい娘がいる、と話していたという。しかも凶器を持ち歩いていたのは間違いなく、鬱憤を晴らすにしては計画性があったとみるべきだ。

 いずれにせよ、理不尽な理由で若くして人生を被害者の無念は想像するに余りある。両親をはじめ近しい人たちの無念さもいかほどでろうか。
 理不尽な殺人事件を平然と犯す犯罪人を普通の刑法で裁いてはいけないのではないかと思う。彼らには生涯を通じて罪を償って戴きたい。最低でも減刑のない終身刑で、出来れば死刑に処してもらいたいと思うのが私の本音だ。

 彼らがたとえ「反省して更生」したにせよ、出所した彼らと一緒に社会を構成して行こうという気にはならない。正直な気持ちを表明させて戴ければ、江戸時代のように仇討が許されているのなら、殺された被害者の無念を晴らすために殺したいと思う。
 被害者はバイト先から徒歩で帰宅する途中に襲われ、背後から刺されて倒れたところを犯人は馬乗りになって腹や胸を十数ヶ所も刺して命を奪っている。とても「気の迷い」などという生易しい殺意ではない。確実に殺害しようと被害者の後をつけて家まで30メートルの地点で意を決して殺害行為に及んでいる。まさしく確信犯だ。

 犯人は「誰でも良かった」と逮捕時に語っていたようだが、誰でも良かったのなら自分自身を刺し殺すべきだった。それなら愚かな息子を持った親が自身の家庭教育の至らなさを嘆くだけで済んだ。殺人犯の親にならないで済んだし、もしも兄弟がいたなら、兄弟も殺人犯の近親者にならないで済んだ。
 現代の風潮だろうが、簡単にキレるのを容認したり、ことさら普通と異形のファッションを価値あるもののように取り上げたり、刺青をファッションの一つと認めるような気風があるが、それらは間違いだ。社会には一定の規範が必要だし、他人に迷惑を掛けない振る舞いが必要だ。

 一時期、犯人は警察官を目指していたという。簡単に弱者を背後から凶器で襲い、抵抗力を失った者に馬乗りになって止めを刺すような愚か者が警察官を目指していたとはゾッとする。
 そうした狂人がウヨウヨいるような社会なら、日本国憲法の戦争放棄にも拘らず「自衛権」で自衛隊という軍隊を保持しているように、自衛のために法に反してでも凶器を持ち歩かなければ身を守れないのではないかと思わざるを得ない。襲われた被害者のような立場の人を見たなら、集団的自衛権を発揮して持っている凶器で加害者に立ち向かわざるを得ないとも思う。そこにあるのは殺伐とした社会の姿だ。

 殺伐とした社会をもたらすのは理不尽な殺人事件だ。その殺人事件に通常の対象者を限定した痴情怨恨による殺人事件の刑法を適用してはならないのではないだろうか。
 心の準備も出来なければ、犯人に立ち向かうことも逃げることも出来ない殺人事件には、理不尽な刑罰を適用するしかないのではないだろうか。そして理不尽な殺人を「格好良いもの」として描く映画やアニメなどは大いに批判されるべきではないだろうか。他者を思いやる心を失った人間は既に獣の類の生き物でしかない。


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