死者に鞭打つのは礼儀に反するが…。

 元社会党委員長の土井たか子氏がご逝去されたという。心からご冥福をお祈り申し上げます。
<社民党元党首の福島瑞穂参院議員(58)が28日、自身のツイッターを更新。20日に肺炎のため亡くなった社民党元党首で女性初の衆院議長を務めた土井たか子さん(享年85)を悼んだ。
 「護憲を貫き、女性政治家として、政治家として、戦後政治を牽引してきた人生でした」と故人の業績を称え「わたしは1998年立候補を説得され、憲法を守るために立候補を決意しました。政治の母親が亡くなったようで、本当にショックです」と“恩師”の訃報に落胆を隠さなかった>(以上『毎日新聞』引用)

 しかし土井たか子氏は北朝鮮による日本人拉致を長年否定してきた人の一人だ。他国との友好関係が昂じて、他国のすべてを是認するに到るのを「病膏盲に到る」という。
 特に政治家は事実に基づいて政治を行うべきだ。信念も「鰯の頭も信心から」になっては迷惑至極だ。結局、金正日も認めるに到ったが、土井氏は自らの過ちを国民に詫びたことはなかった。

 土井たか子氏といえば「山は動いた」でマドンナ候補を大量当選させた消費税選挙が有名だ。それにより自民党単独政権は倒れる契機となった。しかし、それ以後は再び低落傾向は続き、社会党委員長だった村山氏が自民党と連立政権を組むに到って社会党は潰え去ることとなった。
 今は社民党と党名を変えているが、彼らがこの国で果たしてきたのは一体なんだったのだろうか。社会党のバックボーンだった総評は消え去り、労働組合は「連合」に衣替えして、安倍自民党と手を組む勢いだ。

 政治家が政治理念を失い、事実よりも自らの視野狭窄の信念に従って動くようになってはお仕舞だ。現在の社民党の体たらくは土井たか子氏と、彼女を母と慕う福島瑞穂氏によって弱小政党に成り果ててしまった。
 福島氏も「従軍慰安婦」問題では捏造証言の片棒を担いだといわれている。この母にしてこの子あり、と思うのは私だけだろうか。


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