民主党は一日も早く分裂せよ。

 民主党の代表選を前倒しする動きが沈静化するようだ。<民主党の低迷が続き「目に見える成果」も乏しい海江田万里代表だが、「海江田降ろし」の行方が焦点となった31日の両院議員懇談会を乗り切った。代表選前倒しを求めながらも「次の代表は誰か」でまとまらない反執行部の“敵失”に助けられ、続投を勝ち取った格好だ。海江田氏は安倍晋三政権に対抗するため、リベラル色を強めていく考えも表明したが、党内の保守系議員の反発は必至。混迷は収まりそうにない>(以上『産経新聞』引用)

 海江田氏は民主党をどこへ導こうとしているのだろうか。『集団的自衛権』容認か否かという言葉の定義もなく、立憲主義に則ることもなく、安倍氏の『解釈改憲』による『集団的自衛権』を議論しても仕方ない。
 同様に、国民と国民生活のために活動する『政党』であるならば何が政党活動の主題であるべきかは明白なはずだ。まずは景気回復のために尽力すべきで、そのためにはすべての政策は増税・負担増を国民に求めるではなく、国民に減税・負担減を実施するための政策を官僚たちに求めるべきだ。

 まず海江田氏は自民党的な政策へと舵を切った民主党の獅子身中の虫たちは民主党支持者たちへの裏切りだったことを総括すべきだ。誰が『官僚主導から政治家主導』への政治を諦めたのか、だれが『消費増税』という財務官僚の悪魔の囁きに耳を貸したのか、誰が経産官僚の囁きに乗っ原発即時廃止からて『再稼働』へ舵を切ったのか、誰が国民の生活が第一の政策を保護にして官僚の生活が第一の政策へ転換したのか。
 そうした一つ一つを検証して、民主党を鵺のような政党へ堕落させたのかをしっかりと民主党の支持者だった人たちの前で明らかにして再度の支持を仰ぐべきだ。おざなりのシャンシャン大会では党勢回復への第一歩どころか、何も前に向かって踏みださない。

 安倍氏は政権復帰した直後に官僚広報機関に堕しているマスメディアを使って『アベノミクス』という提灯記事を拡散させ、さも高邁な政治理念があるがごとく国民に『思わせ』て『結果が第一』だと繰り返し自民党になろうとした民主党を批判した。民主党が愚直に2009マニフェスト実現に一歩一歩歩み続けていたなら、安倍氏に『結果が第一』などと罵詈雑言を浴びせられていなかっただろう。
 なぜならそれ相応な結果が三年間に出ていたはずだからだ。東北大震災の期に高速道路無料化を実施していたなら、国内高速道路利用率は高まり、一般道路の事故率は激減しただろう。高速道路の利権集団はすべて消え去り、国民のための高速道路に一変していたはずだ。
 なぜなら子ども手当の全面実施により特殊出生率は1.37から現在は1.41の改善にとどまっているが、もっともっと上昇していたはずだ。待機児童数も現在の2万数千人から激減していたはずだ。それはすなわち公平な行政が実施されていることに他ならない。子ども手当支給による消費がもっと増加していたはずだ。結婚数も増加していたはずだし、家庭を築けば家を購入する動機にもつながっていたはずだ。
 そうした数々の経済連携に言及する評論家はマスメディアに登場せず、デフレ経済下に増税・負担増、支給言を実施する経済学の教科書の反対の安倍政権の政策を『アベノミクス』と称して持ち上げる経済評論家だけがマスメディアに登場するという権論統制に近い、バカな現象が起こっていたし今もなお起こり続けている。

 海江田氏は何を躊躇しているのだろうか。自民党になろうとした民主党議員を切り捨てて、真の民主党だった小沢氏たちに三顧の礼を以て戻って戴くべきだ。そした海江田氏は直ちに代表を小沢氏に譲り、民主党は99%の国民の側に立つ政党として甦ったことを宣言すべきだ。
 安倍氏の集団的自衛権に賛成する、などと米国へ行っておべっかを使った長島議員などは即座に除名にすべきだ。彼には『独立国家』日本の未来が見えていない。集団的自衛権は米国のための集団的自衛権ではない。独立国家日本としてあるべき集団的自衛権とはいかなるものかを議論し、立憲主義国家として憲法改正により実施すべき手続きをきちんと踏むべきだ。

 目先のことに囚われてはならない。1%対99%の戦いは一朝一夕に片付くものではない。しっかりとした政治理念の樹立こそが肝要だ。官僚権力や検察権力や米国の軍事的圧力に物怖じせず、堂々と国民の生活が第一の政治をしっかりと前進させる政治集団を形成することこそが民主党に求められている。そのためにはまず体内に巣食う悪性腫瘍を摘出することから始めなければならない。おざなりの仲良しごっこで民主党の代表争いを終息させてはならない。


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