NHKをはじめ報道機関の卑劣さ。

 取材と称して小保方女史を追いかけ回して怪我を負わせたという。<理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーが23日夜に、NHKの報道スタッフから強引な取材を受けたとして負傷した問題で、小保方氏は24日夕方に神戸市内の病院で検査を受け「頸椎ねんざ」「右ひじ筋挫傷」で全治2週間と診断された>(以上「ディリースポーツ」引用)

 小保方女史が脚光を浴びた当初は散々『理女』といって持ち上げ、一旦『疑惑』が持ち上がると叩き回る、というのはいかがなものだろうか。まだ小保方女史の研究成果の正当性は結果は出ていない。
 それをいかにもデータを捏造した『邪悪な』研究者とのレッテル貼りにマスメディアは忙しいようだ。それが国民大衆が望む『情報』だとしても、正しいか否かを教えるのも報道機関の役割のはずだ。

 研究の適否を決めるのは実験過程を再現する検証試験の結果だけだ。小保方女史がどのような経歴を持っていようが、どのような白衣を着ていようが全く関係ない。ましてや美人であるとか、誰かと恋愛関係にあるとか、そんなことは研究者とはまったく別の属性だ。
 NHKともあろう報道機関も下種な大衆週刊誌の類の記者たちの集まりだったのだろうか。なぜ山梨大学教授が提供した細胞を小保方女史が再現実験に使っていない、と断定した根拠が崩れようとしている重要な検証経過を報道しないのだろうか。小保方女史が研究者生命を賭けて「STAP細胞はあります」と発言した重みを素直に受け取ろうとしないのだろうか。

 まだ小保方女史の『捏造疑惑』は疑惑でしかない。疑惑の者を執拗に追い回すのは検察情報を鵜呑みにして小沢一郎氏を『政治とカネ』プロパガンダにより批判し続けたバカな体質そのままではないか。そういえば小沢一郎氏の無罪が確定して、NHKは公式に小沢氏に関する一連の報道を謝罪し訂正しただろうか。まずはそうしたNHKが検察情報を垂れ流した報道姿勢の襟を正し、報道の在り方を真摯に反省してからのことではないだろうか。

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