対中政策は中国政府の態度変更にかかわらず『敬遠』で行くべきだ。

 産経新聞によると<中国の習近平国家主席が3日から、韓国を国賓として訪問している。朴槿恵(パク・クネ)大統領を取り込み、日米韓3カ国の連携にクサビを打ち込む狙いだが、一方で中国政府は日本にすり寄る姿勢も見せている。国際社会での孤立や経済苦境、日米分断工作が失敗したことなどが背景にあるとみられ、共産党幹部からは、北京でAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が開かれる11月に、日中首脳会談の実現を目指す発言も飛び出した>(以上『産経新聞』引用)という。

 中国政府の動きは単純で判りやすい。自分さえ良ければ相手がどうであろうとかまわない、という強烈な『ジコチュー』外交だ。それが効率的に中国の影響力を世界に強めるのに役立つのは短期的でしかないのはいわずもがなだ。
 外交に相手がある限り、相手の立場を思いやり共に利を手にする関係でなければ長続きしない。日本はさらに一歩踏み込んで、自分に利がなくとも相手の利のために自己犠牲に等しい『援助』を近隣諸国に行ってきた。特に韓国と中国に対して世界諸国から非常識と批判されるほど長年にわたって反対給付を求めることなく援助をし続けてきた。

 その結果がどうなったか、指摘するまでもない。両国はものの見事に強烈な反日国家になってしまった。過ぎたるは及ばざるがごとし、とは箴言だ。日本は50年近い歳月を費やして箴言を身に沁みて理解した。
 相手の人格を尊重すれば援助も過ぎてはならない、ということだ。過ぎてしまえば及ばざることと同義に堕してしまう。中・韓両首脳は韓国で会談し記者会見で名指しこそ避けたものの根拠なき日本批判を行った。

 中共政府は日本が敗戦後に中国に樹立した政権・国民党の中華民国に国内戦争を仕掛けて簒奪して建国したにも拘らず、中共政府が日本軍と戦って勝利したかのように歴史を改竄し捏造した中国国民に吹き込んでいる。同様に、韓国も日本軍に打ち勝って建国したわけではない。日本の敗戦により棚ボタで建国したに過ぎない。
 そうした領国の建国史を捏造し、歴史を改竄してまで国民に『誇りある国家像』を刷り込んでいる。しかし無理が通れば道理が引っ込む、という名言があるように、両国は引っ込んだ道理を埋め合わせるために反日を続けるしかない。そうしなければ捏造した歴史の『正当性』が国民から疑われるからだ。彼らの反日は国民を騙し続けるための大嘘に過ぎない。それほど中・韓とも嘘塗れの薄汚い政権だ。

 中国が態度を軟化して日本に会談を持ちかけようとしているという。それを拒否するものではないが、野球にある『敬遠』策を取るのが必要がある。敬遠とは文字通り『敬って遠ざける』ことだ。中国は偉大な4000年の歴史ある国だ、素晴らしい、と過去を褒めて現代に言及しないことだ。
 いうまでもない、中国に日本と同じような連続した歴史など存在しない。日本は政権が変わろうと前政権の業績や文化などを徹底して破壊する性癖はない。しかし中国は新政権は前政権の業績や文化や仕組み、さらには前政権に関わった者たちを徹底して破壊し虐殺することを繰り返してきた。中国史は『ぶつ切り』の歴史だ。現中国政権に過去4000年の文化の香りは微塵もない。あるのは殺伐とした中国共産党の『虐殺と粛清』の血の臭いだけだ。そのことを決して忘れてはならない。だから次の政権が樹立されるまで中国とのお付き合いは『敬遠』策で行くしかない。安倍氏にはそのことだけは判っているように思われるが、果たしてどうだろうか。


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